部活サポート中の声の大きさについて。大きくても伝わらない。大きくなければ伝わらない

部活動や、チームのトレーニングサポートをするときは、声の大きさについて気をつかっています。
声が大きくても伝わらないですし、大きくなければ伝わらないからです。

恐竜*福井県のPR 小松空港にて

 

声の大きさ

個人やチームをサポートするときには、声の大きさも大切です。

 

トレーニングコーチの仕事は、トレーニングを教えるのが仕事です。
教えると言っても説明をするだけではありません。

・トレーニングの説明をして
・デモンストレーションをしてみせて
・選手がやるのをみて
・アドバイスをして(チェック、修正)
・さらにやってもらう

この流れを繰り返します。その場面場面で、

・言葉の選び方
・声のかけ方
・声の出し方
・声の大きさ

などが変わってきます。どれも重要ですし、トレーニングコーチとしての
個性が発揮されるところでもあります。

そして、個人をサポートしている時とチームをサポートしている時で
これもまた変わっていきます。

今回は、チームをサポートする時に、私が考える声の大きさについて
まとめてみました。

声の大きさ、大・中・小

もともと声は大きい方です。テンションが上がると、さらに声が大きくなるので、サポートの時は声の大きさを意識しています。大(だい)・中(ちゅう)・小(しょう)と調節しています。

 

チームのサポートを始めたばかりの頃は、すべてにおいて大きな声で話していました。
気合が入っていましたし、特に部活動などでは人数が多く、
大きな声でなければ聞えないだろうと思っていました。

2時間ほどの練習中は、いつも大きな声を出していたので、
次の日は若干声をからしていました。
満足感もありましたし、そんなものだと思っていました。

しかし、最近は相変わらず大きい声を出していますが、声のバリューㇺ調整が
少しですが、できるようになってきました。
大・中・小の3段階だけですが。

私の尊敬する方は、ほとんど大きな声を出しません。
そして声のボリュームは、大きくも小さくも滑らかに、
そして絶妙に出すことができます。

例えると
私の声の出し方は、3段階しかないアナログのボタンですが、
その方の声の出し方はデジタルリモコンのようにプラスマイナスが自由にできる
といった感じでしょうか。

その他に、静かに話す人も知っています。
決して声を張ることなく、静かに語りかけるタイプです。
そんな声の出し方では、元気や、やる気がないようなイメージがしますが
決してそうではなく、選手たちはしっかり聞いています。
私にはかっこよく思えました。

一度私も両方の方にあこがれ、まねをしてみたことがあります。
しかし、なぜか途中でムズムズして、やめてしまいました。

そんなキャラではなかったのかもしれません。

とは言っても、ずっと大きな声では、いけないと思い
せめて「大・中・小」にしようということになったのです。

トレーニングの説明

トレーニングの説明は、近くに集まってもらうことが多いので、「中」の声で話します。
「小」でもいいのですが、出だしは話の「つかみ」だと思っているので
ちょっと大きめの声で話します。

 

デモンストレーションのとき

私がデモンストレーションをするときの声は「大」。選手の誰かにやってもらう時は「小」です。

私がデモンストレーションをするときは大きな声で話します。
話すと言っても、大切なポイントはタイミングが中心ですから

・エイ!
・シャキーン
・すうっ~
・ドッカン!

など擬態・擬音語ばかりの短い言葉だけです。
大きな声で、オーバーにデモンストレーションするのが
選手にはわかりやすいです。
わかりやすいデモンストレーターの条件。大げさにできる。ものまねができる。何回もできる。

一人の選手にデモンストレーションをやってもらう時は、「小」の声で。
みんな集まっていますし、「大」の必要がありません。
私の説明も長いですし、解説が入るので。

やっているのを見る時とアドバイスをする時

やっている時やアドバイスをするときの声は「大」です。
大きな動作や、運動をしているので大きな声でなければ聞こえません。

一人に声をかける場合は、近くで言うので「小」や「中」でもいいのですが、
他の人のも聞かせたいので、「大」で話します。
多くの選手が同じ個所を間違えるパターンが多いです。
遠くでやっている選手にも、声が届くと、各自セルフチェックができます。

 

さらにやってもらう時

トレーニングは複数回、反復しますから、叱咤激励の意味で声は「大」です。

キツい時、あと一回の時などは、サポートの声があるとできるものです。
特にスクワットやベンチプレスなど、あと一回は、
自分の声でも効果はありますが、ヨコで大きな声を出してくれると
効果はさらにアップする気がします。

応援の効果です。

キツい時、あと一回の時、新記録に挑戦の時などは、大きな声で激励します。

 

声のボリューム調整を

広い場所だから、大人数だから、などの理由だけで、大きな声でやればいいわけではありません。
声のボリューム調整も必要です。

 

上記に上げたように、サポート場面によって、声のボリュームを変えています。
ずっと大きな声を出している必要がないのです。

ずっと大きな声でやっていてもいいのですが、それでは疲れます。
次の日の声もかれますし。

選手もずっと大きな声を聞いていれば、ここが重要、ここがポイントなど
重要度の強弱がわからないかもしれません。
そして聞き疲れをするかもしれません。

複数回やらなければいけない種目の最後の一回が、大きな声に慣れてしまい
力が発揮できないかもしれませんし。

大きな声が伝わらなかった典型です。

大きな声は決して悪いわけではありません。
私も「大」の比率が大きいトレーニングコーチです。

でも、「大」「中」「小」は使い分けています。
こんなことに気をつかってサポートをしています。

 

【編集後記】

ある決断がちょっとだけ遅くなり、失敗を。
リカバリーは必ずしますが……。
いい勉強になりました。

先日届いたノートパソコン。
設定が上手くいかず、大苦戦。
この苦戦が、パソコンの買い替えを遅らせるんですよね。
何とか克服したいものです。

 

【昨日のOnce a day】一日一回新しいことを

・濃厚チーズスナック

 

おしらせ 2  
タイトルとURLをコピーしました