トレーニングコーチのジレンマ。ぐんぐん伸びていく選手とどんどん下降していく自分。折り合いをつける言葉

サポートしている選手はぐんぐん伸びていきます。片(かた)や私は、残念ながら徐々に低下していっています。まさにトレーニングコーチのジレンマです。

2020金沢市民体育大会代替大会にて*2020.金沢市民体育大会代替大会&記録会 金沢学院大学にて

ぐんぐん伸びゆく選手

サポートしている選手は、成長盛りです。競技スキルはもちろんのこと体力やトレーニングスキルもぐんぐん伸びています。

 

サポートする身としてはとてもうれしく、トレーニングコーチ冥利に尽きるものです。
ウエイトトレーニングをしていても扱える重量はどんどん上がっていきます。

また、動きやカラダの扱いもどんどん上手くなっていきます。
(競技スキルに反映されるのが理想ですが)

単純に成長期もあるでしょう。
男子高校生などは身長もぐんぐん伸びていきます。

それに加え食べる量も多くなり、どんどんトレーニングをする。
カラダは自然と大きくなっていきます。

もちろんラインが細くて悩んでいる高校生も多いのですが。
身長の伸びに対して体重が追いつかないのかもしれません。

「カラダが大きくならない」と本人と監督・コーチがよく言います。
それは本人や監督・コーチが毎日見ているからです。

たまたま一ヵ月後に会うと「がっちり」してきたと思うことがよくあります。
高校生をはじめ、若い選手はカラダ、トレーニング重量もなんでもぐんぐん伸びていくのです。

 

まさに若さの特権です。

 

徐々に低下していく私(トレーニングコーチ)

カラダも体力も競技スキルもどんどん伸びていく選手。片(かた)やトレーニングコーチの私は徐々に低下していっています。

 

片(かた)や私は、いくら頑張っても現状維持が精一杯です。
残念ながら。

体力は徐々に落ちてきています。
回復力も少し前より確実に弱くなっています。

トレーニングで扱える重量も徐々に低下しています。
今のところがんばっていますが現状維持が精一杯です。

関節も痛めやすくなりました。
今まで痛くなったことがない関節も。

今年は肩の痛みに悩まされました。
肩の痛みなどこれまで無縁でした。

しんどいときは寝ていても右肩に激痛が走りました。
イヤなくらい痛かったのですが今はよくなりました。
今は左肩の痛みに悩んでいますが。

肘も痛くなりました。
もちろん膝も痛いのですが……。

私は国家資格のある治療家ではありませんが、自分のことはある程度分かります。
自分に対してできる限りの処置とリハビリ&予防をしています。
トレーニングコーチですから。

しかし今回、改めて体力の低下がわかることがあったのです。

 

10月におこなわれた競技会に参加しました。
金沢市民体体育大会の代替大会&記録会でした。

3月~6月の自粛期間中のトレーニング不足の影響もあり絶好調で試合に臨めませんでした。
記録はダメダメでしたが練習不足を理解していたので納得のいく結果でした。
(ワールドマスターズ出場標準記録はかろうじて突破しましたが)

しかし一番、自分の「低下」に気がついたのが減量です。
出場したのはウエイトリフティング競技。
ウエイトリフティングは体重による階級制です。
そのため体重を調整しなければいけません。

私はいつも少し減量をして試合に臨みます。
今回の減量は3㎏。
安全を考えて約4㎏を落とさなければいけません。

しかし、今回その4㎏がなかなか落ちなかったのです。
ここで自分のカラダの低下を感じたのです。

ウエイトリフティングの大会に出るようになって5年ほどです。
3~5年前までは3㎏を減量するのに、1週間ちょっと食事を気にすれば試合当日は大丈夫でした。

しかしここ2年ほど減量に気を使うようになったのです。
そして今回は一ヵ月前より気を使わなくてはいけなかったのです。

日課の50分ウォーキングに加え、40分のランニングを加えました。
24時間ジムのランニングマシンですが。

もちろん約90分のウエイトトレーニングをしたあとに、です。
それでもなかなか体重は落ちませんでした。

結局、試合前の3日間は最低限の食事と軽いサウナで調整しました。

当日の計量は目標の61㎏未満に対し59.6㎏でした。
結果オーライ(少し落とし過ぎました)です。
体調もよかったのですが、今回も減量に苦しみました。

減量は、もう一つの試合

あきらかに年々、代謝が落ちてきているのです。
代謝と言うと少し誤解があるかもしれません。

ソフトに言うとカラダの反応が鈍くなってきているのです。

5年前も同じ減量の幅です。
減量へのアプローチも変わりませんが、反応時間が変わりました。
5年前は1週間で反応が出たものが今は一ヵ月かかるのです。

あきらかに加齢によるものです。
よく言う

「年をとったら体重が落ちなくなった」

というやつなのです。

 

減量をはじめ、体力、回復力などその多くが「カラダの反応」が鈍くなっているのです。

 

折り合いのつけかた。現状維持は進化と考える

伸びゆく選手と低下していくトレーニングコーチの自分。仕方がないことなので、どこか折り合いをつけなくてはいけません。
現状維持は進化と考えるようにしています。

 

加齢していく現実。
残念ながら仕方がありません。

・老眼になっていく
・髪が細くなってくる
・シミが少し出てくる
・飲めなくなる&食べられなくなる
・体重が増えていく

などに加え、

・扱える重量が落ちてくる
・余裕でデモンストレーションができない
・回復力が弱くなる

などがあります。

しかしこれも仕方がないことです。

 

よく「現状維持は後退」と言います。
私も好きな言葉ですし、たいへんお世話になった前職の病院院長もよく言っていました。

好きな言葉ですが、自分の運動に対してだけは

「現状維持は進化」

と思うようにしています。

何もしなければ緩やかに低下していきます。
厳しい言葉に変えると「加齢」していくのみです。

しかし、日々トレーニングを続けていけば体力の低下のカーブは緩くなってきます。
何とか現状維持しようという力も働いてきます。
苦しいことですがトレーニングコーチを仕事としているからには「現状維持」していかなければいけません。

これは決してアンチエイジングとはよべません。
しかし、低下していくカーブに対して抵抗する現状維持は、まさにアンチエイジングではないでしょうか。

「現状維持は進化」

トレーニングコーチとして抱えるジレンマに折り合いをつける言葉です。

 

伸びゆく選手をうれしく思い、何とか「現状維持する自分」をほめていきましょう。
(だれもほめてくれないので自分だけでも)

 

もちろん技術(スキル)はまだまだ発展途上です。

 

本気で目指した日本一。残念ながら銀メダル。(再)

6回試技を成功させるのか、自己新記録を狙うのか

勝てないとわかっているのに、試合に出る理由

「参加することに意義がある」は人から言ってもらう言葉。参加するからには結果を残す。

 

 

【編集後記】

昨夜は友人と食事。
三連休なのか「Go To Eat」の影響なのかどこも満席。
予約も1時間40分待ちでした。
きっぱりあきらめ、餃子で有名な全国チェーンへ。
合計1時間以上歩きましたが、結果大満足でした。
楽しい時間でした。

私の前日はその店でランチでしたが……。

 

 

 

【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを

・示野中町横断地下道
・焼肉ときくらげの玉子炒め単品 だんらん

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