動物トレーニングをよくやっています。人気があって一番きついのは「タイガー」です。
*動物トレーニング「タイガー」
動物トレーニングとは
動物トレーニングとは動物の動きをマネしてトレーニングをすることです。
最近は代表チームなども取り入れていて、メジャーなトレーニングになりました。
日本でおこなわれたラグビーワールドカップ。
日本代表が「ワニ・トレーニング」と称して、グランドを這っているシーンが映っていました。
私も動物トレーニングを取り入れるようになって8年以上経ちました。
2016年のテニスナショナルチームの合宿でもウォーミングアップの一環としてやりました。
前職である病院が主催の「木島アカデミー」
そこでも毎年やっていました。
高校野球部、社会人バスケットチームはいまでもやっています。
ここ2年間は参加していませんが、ジュニアテニスの強化合宿。
動物トレーニングは私の鉄板ネタです。
なぜ動物トレーニングをやっているのか。
理由はいくつかあります。
動物トレーニングをすることで、
・肩と股関節の柔軟性
・体幹部の安定性
・手足のコンビネーション
・這うことで肩の安定性
・意識しないでトレーニングできる
などの能力が向上します。
そして大人・子どもに関わらず「楽しい」のも理由です。
(上記に挙げた5つは、今度ブログで詳しく書いてみます)
私がやる種目は
・赤ちゃんのハイハイ
・くま
・クモ
・尺取り虫
・タイガー1、2、3
・ラビット1、2、3、
・ゴリラ
などです。
虫が混じっているのがおもしろいところです。
変形バージョンもあるので20種目以上はあるかもしれません。
どれもきついのですが、子どもたちに人気があって一番きついのが「タイガー」です。
「タイガー」のやり方をまとめてみました。
「タイガー」トレーニング
地面を這うトレーニング「タイガー」の手順です。
1、腕立て伏せポジションをとります。
2、左手の横に足をもってきます。
股関節の柔らかさが関係してきます。
低い姿勢になるのが理想ですが、硬い人はお尻が高くなってしまいます。
形が悪くても、手の横に足をもってきましょう。
3、右手を床に触れながら前にだしていきます。
左手を床から離さず、右手をまっすぐ伸ばします。
右手は床から浮かさず、床に触れながら伸ばしていきます。
右手を伸ばすときに、手は外に開いてしまいます。
開かないように肩の延長線上に手を滑らせていきましょう。
4、顔を上げます。
これでタイガーの完成です。
竹やぶから獲物を狙うタイガーです。
私が顔を上げたあと
「『ガオー』と言うんだよ」
と、言うと小学生は楽しんで言ってくれます。
もちろん高校生も社会人も、です。
一番盛り上がるところです。
4、次に、右足を前に伸びた手の横にもっていきます。
股関節が一番きつい瞬間です。
左手と左足は動かしません。
右足だけを動かします。
動物トレーニングの中には「ワニ歩き」というのがあります。
動物トレーニングには正式な名称がないのですが、「ワニ歩き」は手と足を交互にどんどん動かしていくトレーニングです。
私がやるタイガーは一回の動作ごと静止します。
手と足、ひとつしか動かさないのがポイントです。
(それがきついのですが)
姿勢はできるだけ低くします。
5、左手を前に伸ばします。
これを繰り返します。
意識をしないでも、いろいろなトレーニングができる
動物トレーニングのいいところは、意識をしないでも、いろいろなトレーニングができることです。
紹介した動物トレーニングのタイガー。
・股関節をダイナミックに使い、肩関節も大きく伸ばしていきます。
(股関節と肩関節の柔軟性)
・おなかが落ちないように、お尻が上がらないようにします。
(体幹部の安定生)
・手足を協調させてスムーズに動かします。
(コオーディネーション)
・這うことで手を床につけます。
立位の姿勢で手を動かすのとは違い、手の上を肩が動いていきます。
(肩の安定性 *OKCとCKCの違い)
タイガーをマネすることで自然に柔軟性トレーニングや体幹トレーニング、肩のリハビリなどをやっているのです。
動物のマネをすることで、楽しみながらいろいろなことがトレーニングできます。
動物トレーニングのタイガーをやってみていただければと。
(私はウォーミングアップでも通常のトレーニングでもプログラムに入れています)
【編集後記】
本日は15時からオンラインセミナーを受講。
Cafe Talkと題して、気楽に参加できるセミナーです。
「速く走るには」がテーマでした。
24日からはじまる日本陸上選手権。
100mを見るのが楽しみです。
【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを
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