通称「シャキーン」は着地のフォーム。ジャンプトレーニングをはじめる前の着地フォームを確認しよう。

ジャンプトレーニングをする前には、必ず着地のフォームを確認しています。通称「シャキーン」のトレーニングです。

着地動作*モデル N.Mさん

着地フォームはなぜ重要か

ジャンプをする前に、着地フォームを毎回必ず確認しています。着地フォームはジャンプトレーニングよりも重要だと思っているからです。

 

 

ジャンプはパワー発揮をするためのため重要なトレーニングのひとつです。
スポーツは自分のカラダ(体重)を

・上
・前
・うしろ
・左右
・斜め前・うしろ

など、全方向にダイナミックに移動させなければいけません。
カラダを全方向に、いかに

・速く動かすか
・力強く動かすか

などの能力が必要です。

そのため、いろいろなジャンプトレーニングをおこないます。
その中でも基本は真上にジャンプするトレーニングです。

私も高校生や選手に多くプログラムしています。
ジャンプトレーニングの種類も考えていますが、いちばん配慮しているのが、着地のフォームです。

毎回必ず、着地フォームの確認をしています。
確認というよりも着地トレーニングといってもいいかもしれません。

着地フォームの確認をするのは

・ケガの予防
・安定した足場づくり

のためです。

ジャンプトレーニングをはじめる前に着地のトレーニングをしよう

 

着地フォーム「シャキーン」

着地のフォームについて説明します。通称「シャキーン」と言っています。

 

 

着地フォームの確認、またはトレーニング。
サポートしている高校生には「シャキーン」で通っています。

ジャンプトレーニングの基本。3つのジャンプを覚えよう

ジュニアの選手や社会人も、おもしろがって使っています。


「シャキーン」のフォーム確認です。

1、シューズの確認

着地フォームには直接関係ないのですが、シューズの確認は必須です。

 

・しっかり紐を結んであるのか
・トレーニング用で使うシューズなのか
・シューズが大きすぎないか、小さすぎないか

など確認しています。

よくランニングシューズでジャンプトレーニングをしている人がいます。
ランニングシューズは走ることには優れていますが、ジャンプや横の移動は苦手です。

可能なら、バスケットシューズやフットサルシューズ、テニスシューズなどを履きましょう。
ランニングシューズの場合はそのデメリットを理解して取り組んでもらっています。

サイズの大小、紐の確認も忘れずに。

2、足幅の確認

足は腰幅ぐらいに開きます。

つま先が大きく外に開いたり、内側に向いたりしないように気をつけましょう。

つま先は正面を向いているほうが、確認しやすいです。
自分でもわかりやすいので、フォーム確認のときはつま先を正面にします。

 

3、手のひらの向きの確認

立った状態からすばやく腕を振ってみます。
指を広げ、手のひらは内側に向けます。
親指は正面です。

手のひらの向きはとても重要です。

手のひらが極端に内側に向いてしまうと胸が閉じてしまいます。
さらに両肩が内側に入りやすくなるので窮屈なフォームになります。

着地は停止のイメージがありますが、次のジャンプの準備でもあります。
窮屈なフォームは次へのジャンプへのスムーズな移行ができません。

またバランスも悪くなります。

 

「気をつけ」姿勢から、手のひらの向きを変えず、腕をうしろにもっていきましょう。

 

4、肩と膝の位置の確認

肩と膝の位置は同じです。


写真のように肩と膝は同じ位置にあります。

着地フォーム

股関節、膝関節、足首を軽く曲げた着地フォームを横からみて

・肩が前に出すぎたり
・膝が前に出すぎたり

しないように注意します。

肩と膝の位置がちがうのは、

・背中が丸まっている
・膝が極端に前に出すぎている

などの原因が考えられます。

膝を極端に出すフォームだと膝に負担がかかり過ぎてしまいます。
膝のケガにつながる可能性も一気に高まります。

一度、誰かに横から肩と膝の位置を確認してもらいましょう。

5、スネの角度の確認

正面から見たとき、足のスネが垂直になるようにしましょう。

スネの角度

膝の位置と足の位置が同じ方向にあるのかを確認します。

「ニーイン」といって膝が極端に内側に入ることがあります。

ニーイン*膝が内側に入る「ニーイン」

膝の大けがになる可能性があるので気をつけます。
(前十字靱帯を断裂すると手術、約10日の入院、最低でも6か月以上は競技復帰できません)

筋力の弱い人や女性が「ニーイン」になりやすいので、しっかり着地のトレーニングをしてからジャンプトレーニングに臨みましょう。

 

着地のトレーニングをしてからジャンプトレーニングをしよう

着地フォームの5つの確認を紹介しました。フォーム確認は着地トレーニングでもあります。

 

 

ジャンプトレーニングはとても重要です。
どんどんやってもらいたいのですが、ケガのリスクも高いトレーニングのひとつです。

ケガの多くは着地のときです。

自分の体重 +  高さ  +  勢い

が、膝や足首に一気にかかってしまいます。

競技プレー中における相手との接触など、アクシデントは仕方がありません。
しかし、着地の失敗やジャンプトレーニングのケガはもったいないことです。
(自損事故と言います)

ジャンプあとの着地の失敗は、ある程度ですが予防はできます。
今回ブログで書いたように、

「正しい着地フォーム」で「安定した足場づくり」

をして、ケガを予防していきましょう。

着地フォーム(通称シャキーン)を一度、確認していただければと。

 

 

【編集後記】

今日がAmazon prime Dayの最終日。
少しの商品と10冊分の電子書籍を購入。
100円のprime videoも5本、初レンタルしました。


【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを

・amazon prime video レンタル

 

おしらせ 2  
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