安全で効果的なトレーニングを。効果的で安全なトレーニングを

トレーニングコーチは、「安全で効果的なトレーニング」を提供しなければいけません。トレーニングでケガをすることを避けなければいけないからです。しかし、時には「効果的で安全なトレーニング」を提供しなければいけないときもあります。

 

トレーニング団体が掲げていること

日本には大きなトレーニング団体が2つあります。まだ他にもありますが、私は関わっていないので2団体のことのみを紹介します。
両団体はミッションや理念を掲げて活動しています。

 

NSCAジャパン(日本ストレングス&コンディショニング協会)です。
アメリカに本部があり1991年に日本で設立された団体です。
世界的にみて、最もメジャーな団体です。

NSCAにはCSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
という資格があります。
その資格の説明には

【障害予防とスポーツパフォーマンス向上を目的とした、安全で効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識と技能を有する人材を認定する資格です】

と書いてあります。
ココで「安全で効果的」のワードが出てきます。

もう1つの団体は日本トレーニング指導者協会です。略してJATI(ジャテイ)と呼びます。
2006年に日本で創立された団体です。
日本ではメジャーな団体です。

JATIトレーニング指導者には11の行動規範があります。その中には、

【科学的根拠に基づく適切なトレーニングプログラムの作成・提供に責任を持ち、
安全で効果的な実技指導に努めます。】

があります。
ココでも「安全で効果的」というワードが出てきます。

 

両団体とも、パフォーマンスや競技力向上だけではなく、
「安全で効果的」なトレーニングを掲げているのです。

 

安全で効果的なトレーニング

上記のようにトレーニングは「安全で効果的」でなければいけません。

 

効果が出たとしてもケガをしては本末転倒だからです。
トレーニング実技はもちろん、トレーニング計画についても慎重に
おこなわなければいけません。
効果が出るからと言って無理をさせてもいけないのです。

それらはすべての対象者に当てはまることですが、病気を持っている人や、
高齢者には特に配慮をする必要があります。

安全第一で、少しでもリスクのあることは避けなければいけません。
少なくとも2つの団体のどちらかの資格を保有している人は
そのことをわかっていてサポートをしているはずです。

 

効果的で安全なトレーニング

しかし、対象者によっては「効果的で安全な」トレーニングも必要です。

おわかりでしょうが、「安全」と「効果的」の順番が違います。
「効果的で安全なトレーニング」とは

安全に配慮しつつも効果的なトレーニングを優先してやっていく

ということでしょうか。「効果をだすこと」の優先順位が上がるのです。
その対象者は、プロや、アスリートです。

もちろん安全第一ですが、ある程度トレーニングでも攻めていかなければ、
結果が残せないのです。

極端な例です。

力の差がものすごくあるチームが2つあるとします。
Aチームは体力もあり、常勝チームです。
Bチームは体力面が劣っているチームです。
リーグ戦で戦っていくと仮定します。

Aチームは力があるので、トレーニングを少しして、後は調整をして
週末の試合に臨みます。
もしBチームがAチームと同じようにしているならば体力差は縮まりません。
ではどうするのか。

もちろん多少の調整もしますが、
十分なトレーニングを積んでいきます。
トレーニングと調整の比率がAチームと違い
トレーニングがうんと多くなるのです。

試合をしながら体力も並行してアップさせていくのです。

サッカーではJ2、バスケットではB2の強いチームをイメージしてもいいかもしれません。
J2やB2で戦いながら、J1やB1に昇格しても、互角に戦える体力を
平行してつけておかなければいけないのです。
もちろん技術面のこともありますが、ココでは省いて話をしています。

疲労が無い状態や完璧な調整を「安全」とするならば、
少しの疲労や、不完全調整など多少のリスクをおかしても、
体力をつけること(「効果」)を優先していかなければいけないのです。

友人にB2のトレーニングコーチがいますが、彼も
「体力をつけることと、調整の二つを、ぎりぎりのところでやっている」

と言っていました。
まさに「効果的で安全なトレーニング」をしているのです。

 

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「安全で効果的なトレーニング」
「効果的で安全なトレーニング」

の違いが、わかっていただけたでしょうか。

・一般の方や高齢者は
安全≧効果的(「安全」大なりイコール「効果的」)

・プロ、アスリートは
効果的≧安全(「効果的」大なりイコール「安全」)

と、記したほうがニュアンスは伝わりますね。

 

【編集後記】

2回目の「JOKER」を。
今日を逃すと、もう行けないので、時間を調整して行ってきました。
2回目も複雑な気持ちになりました。

 

【昨日のOnce a day】一日一回新しいことを

・ジャージャー麵 和香居

 

 

 

 

 

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