監督から「実戦モードのエクササイズ」をオーダーされたら

サポートしているチームの監督から「実戦モードのエクササイズ」をお願いされました。
どんなことをやったのか。紹介します。*スタートダッシュする高校生

 

「実戦モードのエクササイズ」とは

「実戦モードのエクササイズ」とは。
監督から要望された内容を説明します。

 

石川県は雪が降るので、冬の間、グランドで練習ができません。
サポートしているチームのグランドは金沢市内でも少し山沿いにあります。
そのこともあってグランドの雪はなかなかとけてくれません。
雪がとけたとしてもグランドは濡れていて、練習になりません。

そのため冬の期間、
・学校の室内練習場
・木島病院の体育館(私の前の職場です)

で練習やウエイトトレーニングを行っています。
そして3月も半ばになると、県内の取り決めである
「冬の期間練習試合禁止」がなくなります。
チームは春の県大会にむけ、県内外で練習試合を始めるのです。

冬の期間はじっくり
・素振り
・ラン
・ウエイトトレーニング
などに取り組んできました。

それを実戦に生かせるようにシフトしていくのがこの時期です。
練習試合が近いということで、今回は
「実戦モードのエクササイズ」をお願いされたのです。

 

「パワー」「スピード」「キレ」

90分のトレーニング時間です。
私は「パワー」「スピード」「キレ」をイメージし、プログラムを組みました。
ウオーミングアップ後のプログラムの一部を紹介します。

 

「パワー」

まずは初めにおこなったのは「パワー」です。
「パワー」「スピード」「キレ」のどれから始めるのか。
それにも理由があります。

「パワー」「スピード」「キレ」の3つは、どれからスタートして間違いはありません。

しかし、今は「爆発的な力を出すこと」が重要だと思い「パワー」から開始しました。
私は筋肉がフレッシュなうちに爆発的なトレーニングをしたい派です。

まずはスキップから。
スキップは単純な動きですがジャンプトレーニングの基本です。

スキップの次はパワースキップ。
大きく手を振り(手の反動も使って)高く飛び上がりスキップするのが
「パワースキップ」です。

そのあと下の写真にある「膝の抱え込みジャンプ」をしてダッシュしました。
「膝の抱え込みジャンプ」は強度が高く、しんどい種目です。

 

「スピード」

「パワー」の次は「スピード」です。

「スピード」トレーニングはダッシュが中心です。
長い距離を走るのではなく、スタート開始から5メートルが勝負です。
いかに速く、スタートできるのかがポイントです。

・つま先立ちになり、前に倒れるのを利用してスタートする
「リーンスタート」

・足を前に軽く振り、その勢いを利用した
「振り込みスタート」

・軽くステップを踏み、その勢いでスタートする
「スプリットステップスタート」
などをやりました。

スタートのスピードを重視するトレーニングです。

「キレ」

最後は「キレ」を意識したトレーニングです。

・横を向き、うしろの足を前の足にクロスさせてスタートする
「クロスオーバーステップ」

・横を向き、前の足を軽く前に出してスタートする
「オープンステップ」

・うしろを向き、ターンをする逆の足をクロスすり
「ピポットターン」(クロスオーバーターン)

・うしろを向き、ターンする方向の足を前に出す(開く)
「オープンターン」などをやりました。

下の写真は「オープンステップ」のスタート場面です。

*(前列と後列のスタートのタイミングが違うのは、自分のタイミングで
スタートするように伝えているからです。
私はなるべく自分のタイミングでやってほしいので
一斉スタートはしていません)

 

「パワー・スピード・キレ」のポイントは地面に力を伝えること

彼らが冬に取り組んだ
・スクワットやデッドリフトなどの基本トレーニング
・スナッチやジャークなどのオリンピックリフティング

それらは、筋肉や筋力をつけるだけではありません。
「いかに力を地面に伝えるか」が大きな目標です。

筋トレで鍛えた「地面に伝える力」をグランドで使ってほしいのです。

「地面に伝える力」をうまく利用すれば
・パワー
・スピード
・キレ
を出すことができます。

今回は動きのなかで「地面に伝える力」をうまく出せるようにプログラムを立てました。
これが監督からオーダーされた「実戦モードのエクササイズ」です。

 

 

 


■今日のあとがき

3/13(水)朝から雨でしたがスキー場へ。
久しぶりのスノーボードでした。
(3回続けてスキーだったので)
スキー場は雪でした。
そのあと、ファミレス、自宅で仕事。
夕方から小松市の高校で
ウエイトリフティングの練習を。
「つかれましたが楽しかった」です。

トレーニングを終えて「疲れた」と言ってしまったら。「でも楽しかった」と、つけ加えよう

 

■Something new Once a day
(一日一回新しいことを)

・LEMON BIG ZERO
・2色パン カレー&たまご
・海老しお焼き

おしらせ 2  
タイトルとURLをコピーしました