しなくていいやせ我慢。しなくてはいけないやせ我慢

「やせ我慢」には、しなくていいやせ我慢と、しなくてはいけないやせ我慢があると思っています。

銭湯

やせ我慢

「やせ我慢」公辞典によると「無理に我慢して平静を装うこと」を言います。

 

「やせ我慢」という言葉を聞くと思い出す光景があります。
40年以上前の話なので、もしかすると少し盛っているかもしれません。

まだ小学校の低学年のころの話。子どもの頃はよく近くの銭湯に行っていました。
その銭湯には一か所だけ温度が高い湯船がありました。
子どもなのでそう感じたのかもしれません。

今のように温度の掲示はなく、どれぐらいの温度かわかりません。
小学1年生の友だちがそこに落ちて大泣きしたのを覚えています。
どれぐらいの温度だったのでしょうか。

両親としか行ったことがない銭湯でしたが、一度だけ小学生の同級生と一緒に行ったことがあります。
おそらく小学2年か3年生でした。

初めての友だちとの銭湯です。
テンションは上がり湯船で大騒ぎをしていたのを覚えています。

その熱い湯船には真っ赤な顔をしたおじいさんが入っていました。

私と友人はその熱いお風呂に挑戦です。
足を少し入れたり、ダチョウ倶楽部のように相手を押したりしていました。

するとおじいさんが
「熱いから動くな!」
と怒鳴ったのです。

その時はびっくりしただけでしたが、大人になって理由がわかったのです。

そうです。おじいさんは熱いお風呂に我慢して入っていたのです。
私たちが、騒ぐとお湯が揺れさらに熱く感じるのでした。

 

なぜか「やせ我慢」という言葉を聞くとそのおじいさんの様子を思い出します。
その真っ赤な顔でお風呂に入るおじいさんの顔を今でも忘れないのです。

 

父親に聞くとあの当時のおじいさんたちは、熱い風呂に我慢して入るのが好きだったようです。
父親が子どものころはお風呂のお湯を水で薄めると怒られたそうです。

 

熱い風呂にやせ我慢をして入っているおじいさん。
熱くて我慢できなかった子どもの頃の私と友だち。

 

やせ我慢をしていたおじいさんではありませんが大人になったらやせ我慢をしなくてはいけないときもあります。
やせ我慢について考えてみました。

しなくていいやせ我慢

私がやらなくなった「しなくていいやせ我慢」です。

 

アレルギー。カキ(貝)

カキ・アレルギーです。食べると調子が悪くなるので無理して食べません。

大好きなのでこれまでは4年に一度食べていました。
調子悪くなるのは気のせいだと。
やっぱりだめなので食べるのをあきらめました。
4年に一度食べるというやせ我慢をやめました。

先日お通しで出されたカキフライ。
知らずに食べましたが大丈夫でした。
後日、カキだったと知ったのですが。

方向オンチ

自他ともに認める方向オンチです。

方向オンチ克服は諦めました。人に迷惑かけない工夫

・迷わないで目的地に行く
・人に一度も聞かないで目的地に行く
・時間ぴったりに行く

そんなやせ我慢はあきらめました。
今は

・すぐに人に聞く
・できるだけ下見をする
・迷う前提で早めに行く

ようにしています。

健康。風邪をひいたとき、ケガをしたとき

風邪をひいたり、ケガをしたりしたときはやせ我慢をしないようにしています。

人のサポートをする仕事です。

・風邪をうつしてしまう
・予定を変えてしまう

体調が悪いと人に上記2つの迷惑をかけてしまいます。
迷惑をかけないようにやせ我慢はやめました。

ケガも同様です。
選手や生徒に

「痛いところがあったら無理をしない」

と言っているので私も無理をしないようにしています。

過去の話ですがスキー場で大けがをしたとき、やせ我慢をしました。

・すぐにパトロールを呼ばなかった
・手術の前日、痛み止めの座薬を入れてもらわなかった

やせ我慢をして後悔しました。
「無事これ名馬」そのためにトレーニングを
ケガは突然やってくる。ケガを予感するときもある。

 

しなくてはいけないやせ我慢

しなくてはいけないやせ我慢もあります。

 

トレーニング。今を超える

トレーニングです。

しんどくても今を超えるためにやらなくてはいけません。
きつくても踏ん張らなくてはいけません。
そう選手や生徒に言っているので自分もしなくてはいけません。

きつくても「あと一回、もう一回」です。

ちょっと難しい課題。苦手な課題

自分にとってちょっと難しい課題。苦手な課題もやせ我慢しなくてはいけません。

興味がないものは我慢しません。
しかし、踏ん張ると

・勉強になること
・成長できることおもえること

などはやらなくてはいけません。
ちょっと苦手だなと思ってもやせ我慢をして「やります!」と言います。
しなくてはいけないやせ我慢です。

 

値下げ、割引

ひとりでやっているので時々、値下げや割引をお願いされます。

 

「チャチャっとお願い」と言われることも。
「ちょっと筋トレでも教えてくれ」は理容師に「ちょっと髪を切ってくれ」と言うのと同じです

モノを売っているわけではないですし、成果がすぐに見えるわけではありません。
値段があってないようなものだと思われることも。

値下げや割引をしても仕事があるほうがいいと誘惑にかられる瞬間もありますが、
踏みとどまっています。
やせ我慢です。

「安くなったからお願いする」

は、私の能力は定価より安いと思われているのだろうと思うようにしています。
もし値上げをしても、それでもご依頼していただける人とやっていきたいなとも。

今は新規募集をしていませんが、再開しても新規キャンペーン等はやりません。
新しい人がお得になるのは大型フィットネスクラブの入会や携帯ショップのようです。
長期利用者の料金が新規の人の割引分になるのは納得がいかないかなと。
私はそれがいつも不満です。

ずっとサポートしている人はそんなことは言いません。
割引や値下げは正規の値段を払ってくれている人に対する裏切りです。

やせ我慢してもやりません。

 

以上、3つの「しなくていいやせが我慢」と「しなくてはいけないやせ我慢」です。

 

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やせ我慢。
時と場合によって変わりますし、立場によって変わります。
そして時間とともに変わっていくこともあります。

私はしなくていいやせ我慢が増えてきました。

 

みなさんはどんなやせ我慢をしているでしょうか。
やせ我慢をすることも、やせ我慢をしないことも大切です。
自分軸で決めていきましょう。

 

【編集後記】

ドラッグストアにマスクが。
女性サイズと子どもサイズだけでした。
やっとマスクを買えました。(女性サイズですが)
レジの女の子にメンズサイズはないのと聞いたら、
わざわざ7枚入りのマスクを倉庫から持ってきてくれました。
いま荷物が来たそうです。
常連冥利に尽きます。

 

【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを

・iMUSEプラズマ乳酸菌(水) KIRIN
・iMUSEレモンと乳酸菌

おしらせ 2  
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