お役に立てることには値付けを

お客さんが必要としているもの対して、値付けがなされてなければ、お客さんが困ります。

監修監修(イメージ)

監修なんてできないと思っていた

監修なんて、有名な方や、業界の大先生がやるものだと思っていました。

 

高齢者のためのトレーニングプログラムの監修を頼まれました。

「まだ確定ではないのですが、高齢者のためのトレーニングを始めたい。もしよければプログラムの監修をお願いするかもしれません」

と、

あるスタジオのマネージャーからお話がありました。
「もし、お願いすると、料金は、いくらぐらいになりますか?」

とも

「・・・。」

「正式に開始することが決まったら、もう一度値段を含めて、相談しましょう・・・」

と。

そう言うのが精一杯でした。
良く言えば

「じっくりやっていきましょう。もし開始が決定したら、それに向けて、一緒にやっていきましょう」とのメッセージ。

悪く言えば

「即答できなくて、お茶を濁した」
ごまかして、逃げたことになります。

私に、まさか「監修を頼む」、「値段を聞かれる」とは想像していなかったのです。
バシッと値段を言えなかった自分に自己嫌悪でした。

そもそも、私なんかに監修をお願いされたり、それに値段が発生したりするとは考えていませんでした。
当然、値付けもしていませんでした。

これまでも、たくさんのアドバイスや、助言、一緒に考えてきたことがありました。
しかし、それはすべて無料でした。

私には有料という発想がなかったのです。

アドバイス。これまた監修

責任が伴ったアドバイスは監修なのかもしれません。

 

監修とは新選国語辞典(小学館)によると

・書物などの著述や編集を監督、指導すること

と、書いてありました。
三省堂国語辞典(三省堂)には

・自分が責任を持つことにして、他の人に編集や著述をさせること

とありました。

監修といえば、各界の大御所の先生が、おこなうイメージがありました。
専門書や、アメリカで書かれた本の、日本語版総監修や監修などがそれです。

しかし、責任を持つことができれば、助言やアドバイスは監修になるのではないのかと思いました。
これまで私がしてきたことも、全部とは言えませんが、監修だったんだと。
責任をもって、やっていましたから。

以前は、勤めていたので料金が発生するとは思っていませんでした。
アドバイスや助言は無料のものなんだと。

値付けしていないとお客さんが困る

高い、安いはお客さんが決めること。そもそも値付けがなければお客さんが困るのではないでしょうか。

 

今回、監修をお願いされて、値段を提示できなかったことが残念でなりません。
私が値付けをしていなかったことで、相手に迷惑をかけたのですから。

もし値段をバシッと言っていたら、相手は

・高い、安いの判断ができる
・予算が立てられる
・上司に説明できる
・開始決定後、すぐに取り掛かれる
・高ければ、他者との比較ができる
・次回会ったときYES、NOの返事ができる

など、スムーズに物事が運んだことでしょう。
私がはっきり伝えなかったことにより

・また検討しなければいけない
・また予算を立てなければいけない
・再度、上司に判断を仰がなくてはいけない
・開始が少し遅れる、開始まで検討時間が少ない
・値段を提示した人と交渉中かもしれない
・そもそも次回がないかもしれない

など、私にとっても相手にとっても、いいことが
1つもありませんでした。

一番痛いのは、貴重な時間をお互いに無駄にしたこと。
いいえ、私が無駄にさせたのです。

 

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私は現在、新規の募集をしていません。もう少しすると徐々に増やしていく予定です。

・一対一のトレーニング指導
・チーム指導
・講習会(講演会、講習+実技、実技)

などが仕事内容です。

私は13年間、中高年の運動指導をしてきました。
これまで、当たり前のように、やってきたことのなかには、
今回、お願いされたことのように、いろんな方の役に立つことがあるのではないかと思うようになりました。
それも、たくさんあるのではないかと。

今一度、

・やってきたこと
・できること
・とくいなこと

を整理して、しっかり値付けしなければいけません。

 

今回、監修という仕事を依頼されて思ったことを紹介しました。

これまでに当たり前にやってきたことが
お役に立てて、
お金になる。

こんなにいいことは、ないのではないでしょうか。

 

【編集後記】

試しに買ってみた、Amazonのecho dot
一日中、ジャズやクラッシックをかけています。
購入してから、これまでの人生の
一生分のクラッシックを聞いたような気がします。

 

【昨日のOnce a day】1日1回新しいことを

ある提案を受ける
静流 夜に食事

おしらせ 2  
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