生徒に同じトレーニング動作を繰り返しやってもらう勇気。

生徒や、選手に同じトレーニングの動作を繰り返しやってもらわなければいけない時がよくあります。繰り返しやって、カラダが学習しないと、獲得できないことも多くあるからです。
何回も同じことを言う。何回も同じ動作をしてもらう。
これは私にとっては勇気がいることです。

床を這う練習*床を這う練習

誰もが知っている。反復練習の大切さ

一部の天才を除いて、繰り返し同じ練習をしないと身につかないとは誰もが知っています。「反復練習は大切だ」とも誰もが言います。

 

何かを身につけるときは繰り返し練習することが必要です。もちろん一回でできる天才や、センスがいい人もいますが、多くの人は反復練習をしています。
そんな天才でも赤ちゃんの頃は、寝返りの練習から始まり、ハイハイも立ち上がりも、よちよち歩きも知らずのうちに繰り返し練習をしてきました。私たちが生活する上での動作はすべて反復練習のたまものなのです。

普段あたりまえに歩いている私たちも、ケガをしてしまい入院すると歩くことができなくなり、まずは歩く練習をしなくてはいけないこともあります。

7年前、スノーボードで足首に大けがをしたことがありました。
「無事これ名馬」そのためにトレーニングを

ケガは突然やってくる。ケガを予感するときもある。

3週間寝たきりの生活をしていたのですが、3週間後から、松葉杖を突く練習から始まり、
歩く練習まで繰り返し練習をしました。
いわゆるリハビリです。

そんな日常生活のことでも、ちょっとの期間で
(もちろんケガで患部が痛いのもありますが)できなくなり、
練習をしなくてはいけないのです。

それがスポーツでのカラダの使い方や、道具を扱う、
テクニックなどのスキルではどうでしょうか。
かなり同じことを反復しないとスキルの獲得はできないのではないでしょうか。

私は競技のコーチではありません。トレーニングを教えるコーチですから、
トレーニング方法の技術を教えています。

競技の技術と同じようにトレーニングの技術も繰り返し練習をしなくてはいけません。
トレーニングの技術を獲得するには同じ練習を繰り返しやらなければいけないのです。

 

生徒・選手に対しての勇気。先生・監督に対しての勇気

できないことをできるようにするためには、同じ練習を繰り返しやらなければいけません。それは誰もが知っていることです。
しかし、生徒や選手に同じことをやってもらい続けるには、こちらの勇気が必要です。顧問の先生や監督に対してもそれは同じです。

 

7年間サポートしているチームがあります。
そのチームは練習前にウォーミングアップと補強トレーニングを兼ねて
いつも同じ練習をしています。
もちろん多少の修正や変更などはありますが、基本的な流れはあまり変わりません。

股関節の運動、動物のトレーニング、走りのトレーニングなどがこれにあたります。
今はオフシーズンなので、それ以外でもトレーニングがあるのですが、
前に挙げた3種目は毎回同じです。

股関節を上手く使うこと(ある程度の柔軟性も)、肩回りの柔軟性や安定性、
コアの安定性や上肢下肢の協調性などを目的にやっています。

私と、前職で一緒だったスタッフで、時間をかけてつくってきたのもありますが、
とても効果的なトレーニングだと思っています。
(簡易的な評価も出しおり、データーも出ています)
繰り返し練習していけば、効果が出るものと信じているのです。

以前は、練習を見ていると、

・選手たちは飽きてきたのではないのか
・ただ、やっているのではないか
・同じ練習でつまらないと思っているのではないか
・大崎はほかの練習を知らないのではないか
・監督も同じことばかりやらせてと思っているのではないか

などと心配になってくるときがありました。

・もっと変わったことをやったほうがいいのではないか
・もっとおもしろいことをやったほうがいいのではないか

言葉は悪いですが

「もっと派手で(派手に見えて)選手・監督うけするものをやったほうがいいのでは」

とも思っていました。

しかし、今は勇気をもって、同じ練習を繰り返しやってもらうことができるようになりました。
選手に、なぜこれをやらなくてはいけないのか、
理由を伝えることができるようになったからです。
監督や先生にも、自信をもって伝えています。
同じトレーニングを繰り返しするメリットがあるからです。

 

同じトレーニングをするメリット

同じトレーニング練習を繰り返しするメリットです。

 

今日の体調がわかる

毎回同じことをすると、今日の体調がわかります。

カラダの変化に気づきやすくなります。

・今日はココが硬い
・ココの動きが悪い
・ココの調子はいい
・ココが痛い

など、同じことをしているから変化に気がつきます。
カラダに対して敏感になるのです。
もし毎回違うとわからなくなります。
もちろんウォーミングアップでもその代わりができますが、
もう少し踏み込み、メイン練習前の練習として取り入れています。

獲得したものを維持するため

せっかく獲得した(股関節の柔軟性やももうらの柔軟性など)ことが、
失われていくことを防ぐためです。

例えば、トレーニングによって獲得した股関節の柔軟性などが、
油断をしていると、

・カラダの使い方
・その人の体質
・動きのクセ

によって、効果が失われるかもしれません。

その予防のためにこれまでやってきたことを継続します。
本来は根本的にカラダを見直し、トレーニングをして
そのようにならないカラダづくりが理想ですが。
(そう簡単にはできないものです)

 

一人でもできるため

自分のカラダのことは最終的に一人で取り組んでいかなければいけません。一人でもできるようになるために反復練習をやってもらっています。

 

集団練習の時だけではなく、自宅でも遠征先の部屋でも、やってもらいことです。
トレーニングはしっかり覚え、一人でもできることが大切です。

そのため何度も同じ練習をしてもらっています。
・テレビを見ながら、自然とやっている
・気がついたらそれをやっている

というのが理想です。

 

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以上、同じ練習をしてもらうこちら側の勇気と、同じ練習をするメリットについて書いてみました。
私たち、サポートをする側はある程度勉強すると、いろいろな種目を知り、いろいろなバリエーションも覚えるはずです。
同じことを何回もやってもらう勇気が持てなく、変わったことがやりたくなるのも事実です。
自分の知っているバリエーションも披露したいものですし。

しかし、もしもその反復練習が選手にとって必要なことなら、
同じことでもやってもらいましょう。
こちら側も勇気をもって、サポートしましょう。

 

【編集後記】

夕方から食事会でした。なかなか日程が合わず、やっと
集まることができました。
おいしい食事をいただきながら、トレーニング、ピラティス、ヨガ
などの話で盛り上がりました。
そんな話は、何時間していても飽きません。

 

【昨日のOnce a day】一日一回新しいことを

・デスクトップパソコンの設定

おしらせ 2  
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