ときどき、知らない人にイヤな思いをさせられることがあります。イライラしてばかりでは気が滅入ってしまいます。そんなときは「その人はその人の事情でやっている」と思うことにしています。
＊バスの優先席にて
「その人はその人の事情でやっている」
「その人はその人の事情でやっている」という言葉はあまり好きな言葉ではありません。
しかし、そのように思うように心がけています。
機嫌の悪い人に出会ったり、イヤな目にあったりしたときはイライラしてしまいがちです。
最近、私にあったイヤなことは
・車の進路を妨害された
・車に強引に割り込みをされた
・赤にかわったのに横切られた（こちらが直進）
・スーパーで商品をべたべた触る人
・会計時に順番をぬかされた
・ブスっと接客をされた
・すぐに注文に来てくれなかった
・店員に横柄な態度をとられた
・ジムで大声の電話
・ファミレスで大声の電話
・ジムのシャワールームがびちょびちょに濡れていた
・ジムのおもりを乱暴に扱っているのをみた
・身障者スペースに車を止めるのをみた
・優先席に座っている人をみた
（障害がある人が目の前にいるのに）
・点字ブロックの上に駐車・駐輪・看板があった
・駐車スペースに吸い殻ゴミ＆PETゴミ
・前の車がスマホ＆タバコ＆珈琲で前に進まない
などなど
思わずムッとしてしまいました。
しかしそれは一瞬のことで、イライラは続きませんでした。
なぜなら
「その人はその人の事情でやっている」
と思うようにしているからです。
あるデパートの高級菓子店での話
私のいとこがデパートの菓子店で働いていたことがあります。
働いていたのは、名の知れた有名デパート。
いわゆる高級デパートです。
その中にあるお菓子店で仕事をしていました。
お菓子とはいえ商品はなかなかの値段。
そのデパートの紙袋に入っているそのメーカーのお菓子。
気を使う人へのお土産
大切なお客さんにお出しするためのお茶菓子
のために購入する人が多いのだそうです。
デパートの開店と同時に多くの人がお菓子を買いにきます。
みなさん
高そうな洋服
高級バック
バッチリメイク
バッチリヘアー
とても上品そうな女性
いわゆる「いいところの奥様」ふうの人が来るのです。
そんなお客さまですが、機嫌の悪い率がとても高いそうなのです。
・目を合わせない
・イライラしている
・ムッとしている（ように見える）
・些細なことでクレームをつける
・イヤイヤ注文をする
ひどい人は会計のとき、カードを投げ捨てるように渡すのです。
（もちろん外商カード、色付きのカード）
いとこは、なぜ「いいところの」奥様が朝から機嫌が悪いのだろうと思っていたそうです。
はじめのころはそれがイヤだったとも。
しかし、
「その人はその人の事情がある」
と、思うようにしたらあまり気にならなくなったそうです。
もしかすると、
朝から行くように言われた（イヤイヤ来た）
午後から苦手な姑さんが来る
今から苦手な人に手土産を持って行かなければいけない
苦手なお客さんがこれから家に来る
その人に会うのがめんどう
かもしれないのです。
そう思うようにしたら、お客さんに同情するようになった、とも。
そのことを以前、いとこから教えてもらったのです。
その話を聞いてからは、私もそう思うようにしています。
その人の事情だと考える
強引かもしれませんが、「その人の事情」だと思えばその様子が変わってみえます。
上記のように最近私にあったイヤなこと。
もしかすると
・車の進路を妨害された
→急用で急いでいるのかも
・車で強引に割り込みをされた
→やっと進路にもどれたのかも
・赤に変わったのに横切られた
→遅刻ギリギリなのかも
・スーパーで商品をべたべた触る人
→カロリーを気にしている・アレルギー表示を見ているのかも
・会計時に順番をぬかされた
→さんざん待たされていたのかも
・ブスっと接客をされた
・店員に横柄な態度をとられた
→プライベートでなにかあったのかも
・すぐに注文に来てくれなかった
→忙しく店員さんがキリキリ舞いなのかも
・ジムで大声の電話
・ファミレスで大声の電話
→仕事のトラブルかも
・ジムのシャワールームがびちょびちょに濡れていた
→最初から濡れていたのかも
・ジムのおもりを乱暴に扱っているのをみた
→重くて手が滑ったのかも
・身障者スペースに車を止めているのをみた
・優先席に座っている人がいた
（障害がある人が目の前にいるのに）
→足、腰、肩の調子がわるいのかも
・点字ブロックの上に駐車・駐輪・看板があった
→わからなかったのかも
・駐車スペースに吸い殻ゴミ＆PETゴミ
→捨てるところがどうしても見つからなかったのかも
・前の車がスマホ＆タバコ＆珈琲で前に進まない
→忙しいのかも
そのように考えると気持ちが落ち着きます。
イライラすることも少なくなりますし。
（多少ですが…まだまだ修行の身です）
もちろんそう思うからといって私はしないようにしています。
イライラすることがあれば
「その人にはその人の事情がある」
と唱えましょう。
イライラも少しは収まるでしょう。
【編集後記】
サポート先の病院体育館に小さな来院者。
前職でお世話になったスタッフが、3か月の赤ちゃんを連れてきてくれました。
「ねている」「ギャン泣き中」「ぐずっている」
そうだったら残念だなと思っていましたが、ごきげん、ごきげん。
一度も泣かず、とても楽しい時間でした。
将来のオリンピアンにも抱っこしてもらいました。
「相撲取りに抱っこされると元気になるよ」と言ったら
選手に苦笑いされました。（失礼いってすみません）
コロナが収束し安心して、また会いにきて欲しいものです。
【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを
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