ウエイトトレーニングを安全で効果的にするために。持ち方と握り方を確認しよう

安全で効果的なウエイトトレーニングをするためには、バーやダンベルの持ち方や握り方にもこだわって欲しいものです。

オーバーハンドグリップ*モデル O澤さん

 

 

バーやダンベルの持ち方

バーやダンベルを持つにはいくつかの持ち方があります。

 

ウエイトトレーニングをするとき、バーの持ち方や握り方に気を使っているでしょうか。何も考えずに持ったり握ったりしている人も多いのではないでしょうか。

安全で効果的なトレーニングするにはバーの持ち方も大切です。

ちょっとしたことですが、いま一度確認してトレーニングをしていきましょう。

 

4つの持ち方

4つの持ち方を紹介します。

 

オーバーハンドグリップ

オーバーハンドグリップは代表的な持ち方です。

オーバーハンドグリップ

プロネイディドグリップとよばれるものです。
手のひらが下、手の甲が上になるように握ります。

多くのトレーニングはこの持ち方でおこないます。

・スクワット
・ショルダープレス(ミリタリープレス)
・ベンチプレス

などがこの持ち方です。

 

アンダーハンドグリップ

オーバーハンドグリップと反対の持ち方がアンダーハンドグリップです。

アンダーハンドグリップ

スピネイティッドグリップともいいます。

手のひらが上、手の甲が下になります。
自分の爪がみえる持ち方です。

・アームカール
・リストカール
・ベントオーバーロー(変形バージョン)

などをやるときの持ち方です。

 

オルタネイティッドグリップ

オーバーハンドグリップとアンダーハンドグリップを混ぜた持ち方です。

オルタネイティッドグリップといいます。

折るタネイティッドグリップ

片方の手は手のひらが下、手の甲が上のプロネイティッドグリップ。
もう片方の手は手のひらが上、手の甲が下のスピネイティッドグリップで握る持ち方です。

高重量でおこなうデッドリフトで用いられることがあります。
少し特殊な持ち方ともいえます。

ニュートラルグリップ

ニュートラルグリップは手のひらが内、手の甲が外にする持ち方です。

 

ニュートラルグリップはマシンでのトレーニングやダンベルの持ち方に使われます。

・ハンマーカール
・マシンでのチェストプレス
・マシンでのショルダープレス
・ペックデック(マシン)

などがあります。

 

握り方(グリップ)

持ち方を紹介してきましたが握り方(グリップ)もいくつかあります。

 

クローズドグリップ

クローズドグリップは基本中の基本です。

クローズドグリップ

バーをしっかり握り、親指を4本の指に重ねる握り方です。
手の大きさや親指の長さは人それぞれですが、最低限、人さし指と中指の上にかぶせましょう。
4本の指を親指でおさえるイメージです。

クローズドグリップをすることで、バーを手でしっかり固定することができます。

私はウエイトトレーニングをサポートするとき、この握り方を強くすすめています。
高校生などはフックグリップを除いて、この握り方しか認めていません。

バーやダンベルを安全に握るためにはとても重要な握り方です。

 

フックグリップ

親指の上に4本の指をかぶせる握り方です。

フックグリップ

この握り方は、フィットネス愛好家などはあまりやらない握り方です。
親指が痛いですし、はじめのうちは強く握っている気がしません。

手が小さかったり、指が短かったりすればとてもやりにくいものです。
私も最初はとても苦労しました。

スクワットやショルダープレスなどはクローズドグリップでいいのですが、爆発的なトレーニングをするときはフックグリップが必須です。

トレーニング種目であるオリンピックリフティング

・クリーン
・スナッチ
・ジャーク
・ハイプル

などはフックグリップです。

フックグリップは強いグリップ力を発揮します。
バーをとても強く握ることができるのです。

リストストラップなどの器具を使わないときはフックグリップが必須です。
(高校生にはリストストラップを使わないようにサポートをしています)

 

ウエイトトレーニングで使うリストストラップ。110円でつくる方法

 

オープングリップ

親指を使わない握り方です。

オープングリップ

私は全くしないので、やる理由がわかりません。
あまり詳しくは説明できません。

・親指でタイミングをとる
・握力を使わないため(筋肉だけに負荷をかける)
・クセ

などでしょうか。

握力がバーに伝わりませんし、安全性が低下するので私はやっていません。

私がサポートする生徒や選手はみんなしません。
(口うるさく注意するからなのですが)

 

 

以上のような握り方があります。

 

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持ち方と、握り方をまとめてみました。

「重いおもりを持てればいい」といわれる人が多いかもしれません。
また握り方や持ち方の好き好きがあるのも事実です。

どれがダメ、どれがイイといっているわけではありません。

・安全のためにはクローズドグリップでしっかり握る
・オリンピックリフティングなどはフックグリップでしっかり握る

サポートしている選手にはそのようにすすめているだけです。

今回はどのような持ち方や握り方があるのかをまとめてみました。
持ち方や握り方の参考にしていただければと。

 

 

【編集後記】

昨日は雪が降ってとても天気が悪かったのですが今日はいい天気です。
風があって寒いのですが。
あとで時間をつくってウォーキングをしようと思います。
北陸には貴重な天気日です。

(ウォーキングをしたあとに雨が……危機一髪でした)

 

【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを

・ほうじ茶 (ゲンキーオリジナル)
・CoCo壱番屋 イカフライポークカレー

おしらせ 2  
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