一流になれなくても0.6+0.6は1.2流

残念ながら一流にはなれませんが、0.6流が2つあれば1.2流になれるかもしれません。

セイモアスキー場*セイモアスキー場にて

スキーをやっている友人に褒められる

先日スキー場で友人に会いました。彼はインストラクター時代の仲間です。
彼はスキーを、私はボードを。
彼「ボード上手いね!」
友人にボードを褒められました。

 

友人はスキーが上手くインストラクターもやっています。
滑走技術を競う県内の大会に出場してもいつも上位です。
残念ながら私は足元には及びません。

なんせ、私がスキーを一番練習していた時に出場した大会の順位は98位、次の年は100位前半でしたから。
(遠い昔の話です)

彼はどんどんスキーが上手くなり、県内のインストラクター界隈では有名です。
そんな彼に褒められたのですからうれしい限りです。
スノーボードのことですが。

そして、ちょっとだけ昔のことを思い出しました。
違う友人にも褒められたことです。

彼はスキースクールの校長をしています。
冬の間は本業ですからスキー学校の経営者です。
高校、大学はスキー部。
その後5年間オーストリア、ドイツにスキー留学。
オーストリア国家検定スキー教師(国家資格)を持っています。
いわゆるスキーのプロなのです。

その彼が言ってくれました。

「すげぇなぁ……ボード」

今でも忘れません。
彼はボードもやっているのでうれしさ倍増でした。

 

0.6+0.6は1.2に

0.6+0.6は1.2になれる可能性があります。

上記を読むと、さぞかしスノーボードが上手いように思うでしょう。
しかし、残念ながらそれほど上手くはありません。

何をもって上手い、下手かはあいまいです。
インストラクター資格はもっていますが、県内にいるボード仲間からみれば普通です。
県内には上手な若手も多いので、全く目立ちませんし。

スキーのように技術大会にすら出場したことがありません。
出たところで結果がしれています。

そんなレベルの私ですが、スキー仲間からするとそこそこ上手く見えるのです。
一流が100点ならば60点でしょうか。赤点ではないけれど進級ギリギリの及第点(きゅうだいてん)といったところです。

その反対もあります。
ボードの大会を手伝うときはスキーを履いて参加します。
モノの移動、コース整備にはスキーが役に立つのです。

大会役員もあえてスキーを履く人もいるのですが、スキーは本職ではないので、おぼつかないときがあります。
しかし私は平気です。
難なく斜面を滑り降りる私は、とても役にたつのだそうです。
ボード仲間からは「さすがだな」と。

 

もちろんスキーもそれほど上手くはありません。
1級のバッジテストは1回落ちましたし、インストラクターの検定は3回目でやっと合格しましたから。
これも及第点の60点でしょうか。

残念ながらスキーもボードも100点ではありません。
しかし、60点、60点の二つを合わせれば120点になります。
自分勝手な合計ですが、それもありではないでしょうか。

 

一流を目指すのもいいけれど

100点満点の一流を目指すのもいいのですが、なかなか簡単ではありません。

一流を目指すことがよしとされています。
その分野に

・秀でた人
・極めた人
・職人
・生涯をかけた人

などは憧れですし、絶賛されます。
私も大好きですし、目指すところです。

しかし、そう簡単にはいきません。
時間もお金もかかります。
そしてセンスも。

誰もが目指すところではありますが、現実は難しいことがあります。

そんなときはちょっとずらして、二つの分野で及第点を取りにいく。
それを勝手に合計して100点以上というのも一つの方法ではないでしょうか。

習う側としては一流に習ったほうがいいでしょう。
一流と及第点がいればわざわざ及第点のインストラクターを選ばないでしょうし。

しかし、両方が及第点の(両方できる)人もニーズがあります。

・スキーをやっていてボードをやりたい人
・ボードをやっていてスキーを始めたい人

などはスキーとボードの二刀流に習ったほうがいいかもしれません。
スキーの感覚でボードの説明ができますし、二つの違うところも話せます。
スキーの共通言語で話ができるのです。

もちろんその逆もできます。

それは二つをやっている人にしかできないことではないでしょうか。
そもそも二刀流は少ないですし、違いになります。

 

スキーとボードを例にしましたが、専門分野でも同じではないでしょうか。
なんでもかんでもは広く浅くなりますが、二つや三つぐらいはできるのではないでしょうか。探せば案外あるものです。

得意なことをちょっとだけずらして、ずらしたところもちょっとだけ得意になる。
そんな方法も人とは違いが出せるのでいいかもしれません。

 

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ちなみに、一流をあきらめていません。
ちょっとずつちょっとずつではあるのですが、両方とも静かに爪を研いでいます。
研ぐ爪が短すぎるのですが……。

 

スキーとボードの二刀流は成り立つのか

スキー初心者・スノーボード初心者の方へ。滑れるようになるまでの両者の違い。

【編集後記】

本日も少しだけボードを。
前日に雪が降ったので楽しみにしていました。
少し油断してゆっくり自宅を出発。
遠くの駐車場にしか止められませんでした。
気に入っている温泉も、食堂も臨時休業。
スキー場はとても混んでいました。

 

【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを

・やよい軒 玉子焼き

おしらせ 2  
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