ウエイトトレーニングのとき、重りの交換に時間がかかることがよくあります。もたもたしないでサッサと交換することが大切です。素早く交換する方法をまとめてみました。
プレート交換が遅いデメリット
プレート交換が遅い。そのデメリットはいくつかあります。
部活動サポートでウエイトトレーニングをすると、プレートの交換が頻繁にあります。
通常、体格もしくは力の同じような数人がグループに分かれてトレーニングに取り組みます。
しかし、グループ全員が全く同じ重さでやるのは難しく、個人によって重さを変更しなければいけません。
重さの変更をするにはプレートの交換が必要です。
毎回プレートをつけたり、外したりしなければいけないのです。
重りですから当然重く、さらにトレーニングの途中ですから、めんどくさくなってしまうものです。
手入れの届いたシャフトや、プレートならばサッとシャフトにはまり、ストレスなく交換できます。
しかし、多数の人が使用していたり、器具自体が古くゆがんでいたり、さびていたりする場合はスムーズにはシャフトにプレートがはまってくれません。
スムーズにはまらなくてイライラする→力任せにする→またはまらない
など悪循環になります。
また交換が遅いと、
・イライラする
・てんでんバラバラの行動で効率が悪い
・もたもたして時間がかかる
・集中力が途切れる
などのデメリットが生まれます。
そしてトレーニングに対する考え方が未熟な高校性は
・インターバルが長すぎる
(目的によっては休息時間を短くしたいときもある)
・時間がかかり、無駄口も増える
・行動が遅い
といったデメリットもあるのです。
できる限りプレートの交換は早くしたほうがいいのです。
プレートを素早く交換する方法
ペアでプレートを素早く交換する方法です。
片方をしっかり押さえます。
右の彼はシャフトの隅を持っていますが、高重量になるとプレートを上から押さえるだけでも大丈夫です。
外すほうは腰をしっかり入れて、一気に引き抜きます。
腰を入れるのは腰痛防止と力を入れるためです。
プレートを少し持ち上げて、斜め上に引き上げます。
真横に引っ張るとシャフトも一緒についてくる場合があります。
斜め上方向に一気に引っ張るのがポイントです。
左の彼は高さが低すぎます。
これぐらい(10㎏)の重さならばもっと上に持ち上げられます。
するともっと軽く外せます。
プレートを抜いた後、素早くプレートでシャフトを押さえます。
(左の彼)
右の彼は先ほど言ったようにプレートを持ち上げ引き抜きます。
この高さも低くすぎます。
高さが低いと押さえている左の彼も力を入れなくてはいけません。
高く持ち上げるとシャフトは重力よって下にいこうとします。
その力を利用するのですから、外すときシャフトがプレートについてきません。
力を入れなくても簡単に外すことができます。
次はプレートのつけ方です。
左の彼はプレートでシャフトを押さえます。
先ほどのようにプレートを上から押さえてもいいのですが、シャフトが今度は左側によってきます。
左側はシャフトに押されるので、プレートを立ててシャフトを押さえます。
そのほうが力を使いません。
写真のようにプレートの底を利用します。
右の彼はまたしても持ち上げる高さが低いです。
もっと高くシャフトを傾けたほうが力を入れなくても、プレートは下のほうに滑っていきます。
最後の仕上げです。
右の彼はプレートをしっかり押さえます。
左の彼は高くシャフトを持ち上げプレートを入れます。
(左の彼はもう少し高くが持ち上げればもっと簡単にはめることができます)
このように、なるべく力を使わずに、効率的に交換します。
・シャフトがずれていかないこと
・重力を利用してプレートをはめること
などのちょっとした工夫でスムーズな交換ができるのです。
スムーズに交換するためには、交換する練習も
スムーズにプレートを交換するためには、交換する練習を何回もします。
たかだか、プレートの交換です。
多少もたもたしていても、多少交換が遅くてもトレーニングには直接関係ありません。
素早く交換しても筋力や筋肉が余計につくわけでもありませんし。
しかし、素早い交換をすることに対して私はとても重要なことだと思っています。
こだわってもいます。
上記に挙げたデメリットの影響を少なくしたいからです。
そして
・チームメイトの交換を素早く手伝う
・チームメイトの集中力をきらさないようにする
・自分のとき素早くやってもらったから、相手にも素早くしてあげる
など、相手を気遣う。
これもチームプレーではないでしょうか。
そのことからスムーズに交換する練習を何回もします。
単純な作業ですから、要領を覚えれば素早くできるものです。
以前は相手が一生懸命、プレートを外そうとしていても、相方は違う重さのプレートを探しに行っていたり、反対側で別のプレートをつけようとしていたり。
シャフトからプレートを引っ張っても、相手が押さえていないのでシャフトがついてきてプレートがなかなか外れなかったことも。
時間ばかりかかっていたことが練習の後はウソのようです。
素早く交換できるだけではなく、力を入れないでも簡単(軽く)にできることは本当にいいことです。
交換のストレスもかかりませんし。
写真の彼らも3回目の練習ではシャフトを高く持ち上げていました。
スムーズな交換ができました。
プレート交換の参考にしていただければと。
【編集後記】
今日はサポートの日
スナッチの形ができてきました。
クリーンのキャッチはまだまだですが。
ジャンプの記録も12月より平均2センチアップ。
頑張りをちょっとだけ褒めました。
【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを
・大豆まるごとヨーグルト