「あなたの半額でオファーがありました」と言われたら。「サポート回数が倍になるならいいことです」が私の答え

以前、あるサポートしているチームの監督から「あなたの金額の半額でオファーがありました」と言われたことがあります。私は「サポートの回数が倍になるならば、それはとてもいいことです」と答えました。

爆安のぼり
*爆安のぼり(あくまでもイメージです)

 

監督から言われたのは「他からのオファー」

ある監督から「ある方からあなたの半額でオファーがあった」と言われたことがあります。

 

 

それを言われたのはチームをサポートするようになって半年がたった頃でした。
(残念ながら今はサポートをしていません)

ウエイトトレーニングを中心に月2回のサポートをしていました。
私がサポートをする場合は基本的に1回90分、月2回以上をお願いしています。

「月1回だけ」というオファーがときどきあるのですが、ほとんどお受けしていません。
月1回のサポートだけだと、チームにとってコストパフォーマンスが悪いと考えているからです。

月1回だけのチームサポート。それでもサポートを続けている理由は自主練習をして欲しいから

私も、できるだけお役に立ちたいと思いますが、依頼してきたチームのことを考えると、月1回のサポートは時間が少なすぎると感じています。

そのチームは月2回ですが1回は90分、もう1回は60分という少し変則的なサポートでした。

変則なのはウエイトルームの確保が難しく、予算もあまりかけられないためでした。
私は「ウエイト器具がなくてもトレーニングはできますよ」とはじめから言っていました。
今思えば、場所の確保よりも、予算の事情が大きかったのかもしれません。

トレーニングの重要性は十分に理解しているけど予算が……。

どのチームにも立ちはだかる問題です。

そんな中、私がサポートしているのを知っているのか、知らないのかわかりませんが、あるトレーナーからのオファー。
この話が持ち上がったのです。

残念な気持ちもあるのですが、そのトレーナーにお願いするのもひとつの方法かもしれません。

しかし、条件があります。
これまで私にかけてきた予算を、そのまま使うということです。
仮に、そのトレーナーに私の半額でサポートをお願いするならば、私の2倍の回数をお願いして欲しいのです。

金額が半額になったからといって、トレーニングにかける予算を半分にして欲しくないのです。

その理由をまとめてみます。

 

私が100点、相手が50点以下ということはない

仮にサポート内容に点数をつけるとしたら。私が100点、相手が50点以下ということはないのではないでしょうか。

 

 

仮に私のサポート内容が100点だとします。
(実際はそんなことはないでしょうが日々、目指しているところです)

それに対して相手のサポートは金額が半分だからといって、50点以下ということはないと思っています。

仮に自分を100点としたのは、自分をすごいと思っているわけではなく、自信マンマンだからでもありません。
とは言え、控えめにやっているわけではありませんし、自信なくやっているわけでもありません。
もちろん平均点レベルでいいとも思っていません。

プロである以上、点数をつけられるとすれば100点のサポートを目指しています。

なぜなら多くの人の中から、私を選んでくれたチームや選手に答えるためです。
選んでいただいた以上、100点をめざしてやっていかなければ、悪いのです。
チームや選手は自信のないトレーニングコーチに教えてもらいたくないでしょうし。

では今回、オファーをしてきたトレーナーはどうでしょうか。
人柄や実力は存じ上げていませんが、オファーしてくるくらいですから、ある程度の自信があるはずです。
もちろん実力も。

金額が半分だからといって、私よりも半分の実力ということは決してないでしょう。

仮定の話ですが、私が100点、彼が80点だとします。
1回のサポートなら100点対80点。
間違いなく100点の方がいいでしょう。

しかし、彼が2回のサポートをするならば点数は160点に変わります。
1回100点よりも、2回で160点の方がチームにとってはいいのではないでしょうか。
トレーニングの頻度も倍になりますし。

同じ金額でも

トレーニングサポートを2回受けられる
サポート頻度が倍になる
パフォーマンスがあがる(月1回よりも)

すべて1回だけのサポートよりも成果は上がるのです。

残念ではあるのですが、彼に任せた方がいい可能性もあります。
彼のほうがチームにマッチするかもしれませんし。

そのため、
「回数が増えるならば、そちらでもいいかもしれないですよ」
と、答えたのです。

 

金額に負けないサポートを

金額に負けないサポートを目指しています。

 

 

適切な人にサポートを受け、頻度が増える。
金額も半分になる。
それはチームにとって、とてもよいことです。

しかし、私は金額(半額)に負けないようにしていかなければいけません。
金額の安い、高いは人それぞれです。
そして、チームには予算があるでしょう。

遠征費
合宿費
道具費
栄養(プロテイン等)費
各種保険費、など

そのほか、

・技術コーチ
・メンタルコーチ
・スポーツ栄養士
・ケア担当のトレーナー

などにもお願いをしているかもしれませんし。

トレーニングコーチだけにお金をかけられないのが現状でしょう。

もしかすると今回の話は、金額だけのことだけではなかったのかもしれません。

大崎のやり方に疑問を持つ
イメージが違う
希望していることと違う

などの可能性も残ります。

そこは反省しなくてはいけません。
(なにか思うことがなければ、オファーのことは言わないでしょうし)

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私の提示している金額が、そのチームにとって高く感じるかもしれません。
もしも金額が高いと感じていても、

大崎にお願いしたい
大崎とやっていきたい

そう思って依頼してもらわなくてはいけません。
プロとしてそこを目指していかなければいけないのです。

 

私を選んでくれたチームに貢献できるよう、日々100点をめざしているところです。

 

 

【編集後記】

両親の接種予約がなかなかできません。
サポートセンターの電話、LINEも。
私がサポートしている選手の練習場所。
(前職である病院体育館)
接種会場のひとつですが、タッチの差で予約がうまってしまいました。
これからもコツコツとチャレンジしてみます。

 

【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを

・ビッグデミ目玉メンチカツ ココス

 

 

おしらせ 2  
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