やめた趣味を楽しむためには。「飾る・ときどき触る・ときどき思い出す」友人談

環境の変化や、興味関心の変化でやめてしまった趣味。一時期夢中になった趣味も残念ながらやめてしまったことも。友人がやめた趣味を楽しむ方法を教えてくれました。

*ホンダS660 のリアエンジン 友人指定のパーツだそうです

やめた趣味を楽しむ

趣味は人生を豊かにするものと聞いたことがあります。しかし、時間とともに環境の変化だったり、興味関心の優先順位が変化したり、と楽しんだ趣味をやめてしまったこともあるのではないでしょうか。

 

・嫌いになってやめた
・嫌な思いをしてやめた
・痛い目に遭ってやめた
・やめさせられた
・決心してやめた
・できなくなった
・黒歴史だ

などは仕方がありませんが、

・好きの優先順位が変わった
・お金をかけられなくなった
・一応、卒業した
・コレクションする場所がなくなった
・時間が無くなった
・やりたくてもできなくなった

そんな人が多いのではないでしょうか。
私も大好きだったマウンテンバイク、涙をのんで処分しました。

趣味を1つやめる。やめたもの、残ったもの

先日、ある趣味で知り合った友人に久しぶりに会ってきました。
彼とは20年以上前、共通の趣味で知り合い、よく遊んでいました。
ここ6年ほど会う機会がなかったのですが、彼から連絡をもらい
久しぶりに彼の自宅に会いに行ってきました。

知り合った趣味というのはアマチュア無線です。
当時は「世界と交信する!趣味の王様、アマチュア無線」
と言われていましたが
世界と交信する気はさらさらなく、スキー場で友人との連絡用に
アマチュア無線を使っていました。

今のように誰もがスマホを持つ時代ではなく、スキー場で
アマチュア無線を持つのがスキーヤーのあこがれでした。
私たち周辺だけかもしれませんが。

はじめはスキー場のみでトランシーバ型を使っていましたが、
さすがに趣味の王様。
車でも使いたくなり車設置型を買い、自宅でも友だちと交信したくなり自宅用に大きな機械を購入。
アマチュア無線が趣味になってきたのです。

不思議なもので自宅に無線機があると、使いたくなります。
使いたくなるとは、話したくなるということです。無線で友人を呼びますがいつも出てくれるとは限りません。
すると、なぜか他の人としゃべりたくなるのです。

そうです。知らない人との交信が始まるのです。

「近所で交信する!趣味の王様、アマチュア無線」という趣味ができたのです。

そこで知り合ったのが彼です。そんな彼もスキーを本格的にしており
意気投合、無線でもよく交信するようになり、スキーも一緒に行く友だちになりました。

そんな友人は多趣味。久しぶりに会って趣味の話になったのです。

私から「趣味多いけどやらなくなった趣味もあるよね。そんな趣味の道具や集めたものはどうするの?私はマウンテンバイクを残念ながら処分したよ」

と。すると彼は、

「大きいものなら処分するけど、そのほかは、おいておく。
箱にしまうのではなく、飾って・ときどき触って・思い出すよ」と

とても参考になったのです。

趣味の人、彼の場合

彼の趣味は多く、多岐にわたります。
彼いわく、すべてオープンなので一部を紹介します。

・車チューンナップ
・車洗車・ワックスがけ
・モンキーチューンナップ(バイク)
・DIY
・スキー
・ギター(演奏)
・ギター(収集)
・アンプ・マイク等機材
・曲作り
・モデルガン収集
・アマチュア無線
・ミニサーキット(おもちゃ)
・クレー射撃
・セスナ機の運転
・パロット用品(コスプレではなく自分着用)
・マラソン(ホノルル完走)
などなど、これらは、ほんの一部です。

すべてが本格的です。そしてモノもたくさんありました。
しかし今はやってない趣味もあるそうで、私の質問が生まれました。

「やめた趣味の道具や集めたモノはどうするの?」でした。

飾って、ときどき触って、ときどき思い出す

私の質問に対して「飾る、触る、ときどき思い出す」と教えてくれました。
彼はこのように実行しているそうです。

 

飾る

これはやめた趣味の道具や、集めたモノを全部飾れというわけではなく、
「箱などに入れたまま、しまっておくことがもったいないよ」ということです。

好きでやっていた趣味の道具や好きで集めたモノを、今は使っていないからと言って
しまっておくとモノは劣化します。
しまっておくと目に触れる機会がないのでもったいない。
もし飾れるようなら飾ろう。ということです。

スペースがなければ一部でもいい。見えない所にしまっているぐらいなら、
人にあげたり、売ったり、処分しようよと。

彼の部屋の壁にはいろいろなものが飾ってありました。
「目に触れるようにしておく」これが大事だと言っていました。

ときどき触れる

飾ってあるので目につきます。
見るだけでも楽しいですし、飾ってあるので触れることができます。

そして触れるということは、手入れをすることに繋がります。
飾ってあるのですから、ほこりがついてしまいます。
触ることによって掃除もできます。きれいな状態にしておくことができるのです。

ほこりまみれの趣味の品はもったいないですから。

彼の壁に飾ってあるモノには、ほこりがついていませんでした。

 

ときどき思い出す

飾ってあれば、自然と思い出すことができます。触ってみれば(手入れをして)思い出します。
好きだった趣味ことや、モノを思い出します。

今はやっていないけれど、またやりたいなと思ったり、あの時は楽しかったと思ったり、
することはとても幸せな気分になれます。

飾ることで思い出すことができるのだと言っていました。

 

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その話を聞いてどのような感想を持たれたでしょうか。
私の場合は、多くのモノは処分しましたが、まだまだ押し入れや倉庫に
眠っているモノがあります。
彼のように飾る場所もないので、しまってあるのですが、これはとても
もったいないことをしているなと。

大事にしているのではなく、劣化を熟成させているのではないか。
ときどき取り出して、手入れをしなければいけません。
もし、それがやりたくなければ、置いておくのではなく、
売るか処分したほうがモノに対していいのではないか。

楽しませてもらい、大好きだったモノに対して失礼ではないでしょうか。

友人の話を聞いて、そう思った一日でした。

 

【編集後記】

友人の車で昼食に。ホンダS660に乗せてもらいました。
以前の車はビート。
ほんと趣味の人です。

 

【昨日のOnce a day】一日一回新しいことを

・あるお誘い(日程が合わず断念。残念)

 

 

おしらせ 2  
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