アスリートを指導するための5つの柱

アスリートに限らず人にトレーニング指導するには何が必要でしょうか。
私が考える5つの柱をまとめてみました。

 

アスリートを指導するためには

「アスリートを指導するためには何が必要か」

先日、ある専門学校で講義をする機会がありました。講義に実技を加えた90分。
2つのテーマをお願いされていました。

「アスリートにはどのような能力をつける必要があるか」
「アスリートを指導するには何が必要か」

というテーマでした。それに加え

「実際に行っているウォーミングアップ方法」

を実技でやってもらう予定でした。

私のやりたい場所であり、希望する講義対象者でしたのでワクワク準備をしていました。
しかし残念ながら先方の都合により、延期になってしまいました。

そこで講義をする予定だった、現在私が考える「アスリートを指導するには何が必要か」を
紹介します。

信用からはじまる

「指導をしてもらいたい」「指導を任せたい」と思ってもらうには信用が必要です。

「信用」とはこれまでの実績や言動、周りからの評判などを評価してもらい、
その人を信じて任せてみたいと思ってもらうことです。

「信用金庫」という金融機関があるように、「この人にお金を貸しても大丈夫」
という信用のもとお金を貸すようなものです。

そのため「指導してもらいたい」と思われるには「信用」されるだけの実績が必要なのです。
残念ながら、「見ず知らずの人」にはお願いされないのです。

ラテン語で「賞を狙って競技する人」を意味するアスリートを指導するには
そのアスリートのレベルにあった、信用されるだけの実績が必要です。
はじめから高いハードルがあるのです。

それらを踏まえ、アスリートを指導するには「信用」からスタートです。

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私がトレーニングコーチを目指したときに師匠に言われたことがあります。

選手やチームからの指導要請がこないことを愚痴る私に対して、

「あなたの今のレベルに応じた人しか来ないよ。どんなに有名な選手の指導を
したくても、あちらからやって来てはくれません。今、指導させてもらっている人の
不満を言うのではなく、しっかり接していくこと。すると次第にあなたが指導したい選手が
やってくるよ」

と。そして星稜高校出身の私に対して

「だって、今あなたのところに松井秀喜や本田圭佑が
トレーニングを習いにくると思う?」と

それを聞いて、とてもすっきりしたのを覚えています。
それが「信用」のことだったと今になってわかるようになりました。

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信頼を中心とする5つの柱

アスリートを指導するにはまず「信用」というハードルがあります。
それはあくまでもスタートです。長く接していくには「信頼」が必要です。
私が考える信頼を中心とする5つの柱です。

人柄

アスリートと言ってもレベルはいろいろです。世界で戦うプロから、
地域優勝を狙う高校生まで幅広いものです。
「勝利に徹することができればどんな人でもいい」と思う選手はわずかでしょう。

まして競技の練習ではなくトレーニングです。自分と気が合わない人に
きついトレーニングをコーチされるのは嫌でしょう。
長く付き合っていくにしても人柄が大切です。

誰にでもいい顔をするという意味ではなく、
「日ごろから自分の性格や考えを出しおかなければ選ばれない」ということです。
自分の性格や考えに賛同してくれた人と接することができればお互いにハッピーです。

人柄は信用を得るためにも必要です。

技術

人柄は大切ですが、人柄だけではいけません。技術がなければいけないのです。

人柄がいいのはわかるけど、「その人の腕はどうか」ということです。
その人に任せてトレーニングをするのですから、その人に技術がなければ
体力、筋力、パワーなどが効率よく向上できません。

そして体力を向上させることができても、ケガの予防ができなければ、
試合に出場して、力を発揮することができないのです。

効果的で安全な指導ができるトレーニング技術が大切です。
(スポーツ愛好家やジュニア世代は「安全で効果的」な指導です)

違い

勝負ですから、人と同じことをやっていてはいけません。
みんながやる平均的なことをやっていても勝てないでしょう。

人に勝つためには「少し変わったこと」=「人と違ったこと」をやらなければいけません。
それは競技の技術なのか、トレーニング方法なのかは選手それぞれですが、
「同じことをやっていては勝てない」とは誰もが思うことです。

とは言え突拍子もないことがいいわけではありません。
しっかりと説明できる理論に基づいたものです。

「料理でいう隠し味」
「ベースのソースに少し何かを加えたオリジナルソース」

といった感じでしょうか。

知識

技術にも通じますが、知識が必要です。

基本的なことを知らなければ選手に説明できませんし、
そもそも自信を持って指導できません。

自分の感覚のみでは適切な指導はできないのではないでしょうか。

そして、それらを取り入れる、取り入れないは別として常に新しい理論や技術の情報を
知らなければいけません。
自分のアップデートも必要です。

勉強不足の指導者に誰も学びたくありません。

 

★ここで「(資格)」と書いたのはトレーニングを勉強したい学生に向けた
講習会だったからです。
学生は何を勉強すればいいのかわかりません。資格取得の過程で
基本的な学習ができると私は考えているので、資格と書きました。
資格が必ず必要だという意味ではありません。

 

信頼

「信用」からはじまった指導。時間をかけて人間関係をつくり
最後は「信頼」されなければいけません。
そして選手に「信頼」しなければいけません。

「信頼されて、信頼して」が正解です。

競技練習以外のトレーニング。競技練習はきつくても仕方がありませんが
それ以外のトレーニングできついことをするには覚悟がいります。

信頼している人でなければきついトレーニングに取り組めないでしょう。

そして選手を信頼していなければ、きついプログラムを課すこともできません。
(誰にも嫌われたくありませんし)

きついトレーニングをコーチを信頼してコツコツ続ける。
きついトレーニングを選手を信頼してコツコツ続けてもらう。

この2つが大切なことではないでしょうか。

 

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私が考える5つの柱を紹介しました。
人と関わることですから単純なことではなく、5つだけではないことも
重々承知しています。

良好な人間関係において「信用からはじまり信頼になっていく」
これは大切なことではないでしょうか。

 

【編集後記】

長いあいだ会っていなかった友人から久しぶりに連絡がありました。
4月からいろいろなSNSをやっているとのこと。
さっそくYouTubeをみてみました。
ギターでの弾き語りなどがアップされていていました。
コメントには
「気分が悪くなったり、お身体に不調が生じたりした場合、
医師または薬剤師にご相談ください」
と。
笑ってしまいました。

【昨日のOnce a day】一日一回新しいことを

・御経塚 珈琲館
・トンテキ定食
・AIRZ  メッシュ

 

 

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