トレーニングコーチの仕事は「きついこと」をやってもらうこと

トレーニングコーチは、選手にウエイトトレーニングなど「きついこと」をやってもらうのが仕事です。*重い重量 24時間ジムにて

「治療家・トレーナー」と「トレーニングコーチ」の仕事の違い

トレーニングコーチの仕事は治療家やトレーナーと違います。
(なかには両方とも完璧にできる人もいるでしょうが)

治療家やトレーナーは基本的に選手のケアをする人です。
・練習前のテーピング
・練習前のケア
・練習後のケア
・ケガから復帰までのリハビリ
・治療の一部
など。

治療家やトレーナーは選手に、なにかを提供するのが仕事です。
(マッサージ、整復、鍼灸、施術など)
選手は治療家やトレーナーになにかをやってもらうことが多いのです。
(リハビリで運動をすることもありますが)

それと反対なのがトレーニングコーチです。
トレーニングコーチは選手に、なにかをしてもらうのが仕事なのです。

誤解を恐れずにいえば、選手は、
治療家やトレーナーに「してもらい」
トレーニングコーチに「させられる」
のです。

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注)ここでの「させられる」は命令に従うのではなく
「自らトレーニングをする」ということです。

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選手にとって「してもらう」と「する」のは大きな違いです。

 

きついことをやってもらうのが仕事

トレーニングコーチは、なにかを「提供する」のではなく、なにかを「やってもらう」のが仕事です。
そのため選手はケアやマッサージとはちがい、自ら動かなくてはいけません。
とうぜん、筋トレなど、きついこともしなくてはいけないのです。

たとえばウエイトトレーニング。
毎回、

・同じ重さ
・同じ回数
・同じ頻度(週2回、など)
・同じ種目
・同じ強さ

で、続けていてもカラダは変化していきません。
(習慣化にはいいでしょうが)

カラダはその刺激に慣れてしまうからです。
ウエイトトレーニングが日常にあるあたりまえの刺激になってしまうのです。

そのため
・少し重く
・少し多く
・少し強く
・違った種目に

変化させなければ、カラダは強くなっていきません。
だからトレーニングはいつもきついのです。

それらをプログラムして選手に提供する。
これがトレーニングコーチの仕事なのです。

「きついこと」をやってもらうから、ムダにしてほしくない。

常にカラダにちがった刺激を与えるために、トレーニングはきつくなります。
そのため「きついこと」をするのだから、それをムダにしてほしくないと考えています。

たとえばウエイトトレーニング。
いろいろのやり方がありますし、どれが正しいのか、決まったものはありません。

しかし、その選手にあっていない
・フォーム
・重量
・回数
・種目
・頻度
などあるものです。

そのまま続けていると、効果があまり出ない場合があります。
そして、ケガにつながる可能性も出てくるでしょう。
そのため、いろいろアドバイスをするのです。

選手にとっては
・「細かいことばかり」
・「アラを探してばかりいる」
などと思うことがあるかもしれません。
(もちろん伝え方や、サポート方法に気をつけなければいけませんが)

でもトレーニングコーチは、せっかく「きついこと」をしているのだから少しでも
・効果があるように
・ケガをしないように
と思っているのです。

「きついことをしているのだからムダにしてほしくない」と
トレーニングコーチは思っているはずです。

 

 

 


■今日のあとがき
4/4(木)朝のルーティンのあとファミレスへ。
こまごまとした仕事を。
自宅に戻りウオーキング、シャワーをしたあと、
チームのサポートへ。
スタッフといろいろお話ができました。

■Something new Once a day
(一日一回新しいことを)
・あまおう苺メロンパン

 

おしらせ 2  
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