「ココからプラス・テン」は合言葉。今より1日10分多く、カラダを動かしましょう。

日ごろ、あまりカラダを動かしていない人は、健康のために1日10分、今より多くカラダを動かしましょう。

*NSCAジャパン✕日本健康運動指導士会

 

アクティブガイド=健康づくりのための身体活動指針2006

「健康づくりのための身体活動指針」を知っていますか?
通称、「アクティブガイド」といいます。

厚生労働省は、国民の健康づくりのために平成18年に「健康づくりのための運動基準2006」を発表しました。
日常の運動基準を書いてあるので「エクササイズガイド」と言います。

残念ながらあまり浸透せず、平成24年に「健康づくりのための身体活動指針2013」に改定し、発表しました。
運動だけではなく、日々の身体活動も大切だということで、「身体活動指針」に変わったのです。これを「アクティブガイド」と言います。

個人的には6年以上経過しているのに、一般に浸透していないのはまた失敗かなと思っています。
前の指針も6年後に改定されましたし。

ネーミングが悪いのか、広報のやり方が悪いのかわかりませんが、運動に携わる者としては、とても残念です。
そして責任もちょっとだけ感じています。

運動基準→身体活動基準

と運動から身体活動にハードルを下げたのに、なかなか普及しないのが残念です。
名称もわかりやすく

エクササイズ→アクティブ

に変えたのですが……。

アクティブガイドのキーワードは「ココからプラス・テン」

健康づくりのための指針は「エクササイズガイド」から「アクティブガイド」に変わりました。
そのアクティブガイドのキモは「プラス・テン」です。

 

私が所属しているNSCAジャパン(全米ストレングス&コンディショニング協会)や日本健康運動指導士会もその活動の普及に関与しています。
とても分かりやすいパンフレットを作成して配布しています。
私も市や県の健康講座などで、パンフレットの内容を伝えています。

アクティブガイドのキーワードは「プラス・テン」です。

今日のブログタイトルのように、
「1日、あと10分カラダを動かそう」ということです。

運動不足の人はまずは今の生活から、あと10分カラダを動かそうということなのです。
もちろん日ごろから運動している人や、私が指導している選手たちには
あまり関係ないことですが、成人の20%以上の方は、ここ一年間運動を全くしたことがないそうです。

「プラス・テン」ですが、例えば

・朝、少し早く起きて、一駅前から歩く
・自転車に乗る
・階段を使う
・仕事の合間にカラダをこまめに動かす
・ストレッチをする

などがあります。
地方の方なら車を使わないで、歩くのもいいでしょう。

10分余計にカラダを動かすことが大切なのです。
その10分間は、まとまった時間ではなくてもいいと言われています。
5分が2回でも、3分と2分でもいいのです。
こまめにカラダを動かすことが目的です。

厚生労働省は、その10分を足し合わせて1日に

・18歳~65歳は60分
・65歳以上は40分

カラダを動かすことを呼び掛けています。

プラス・テンをすることで、健康へのよい影響が研究で報告されています。

・死亡のリスク2.8%
・生活習慣病の発症率3.6%
・ガンの発症率3.2%
・認知症・ロコモティブシンドロームの発症率8.8%

低下すると言われています。
ロコモティブシンドローム⇒指導者のみなさん、ロコモティブシンドロームに気をつけて

 

そしてプラス・テンを1年間継続すると、体重2キロの減量が期待できます。

そんないいことばかりの「プラス・テン」
やらない手はありません。

 

じっとした時間を減らし、動く時間を増やそう

 

「プラス・テン」は健康のために、今より10分多くカラダを動かそうというキャッチフレーズです。
その本当の目的は、じっとした時間を減らし、動く時間を増やそうということにあります。

健康意識が高まり、多くの人が運動に取り組んでいるように思えますが、スポーツクラブの入会率は4%だと言われています。
スポーツクラブ以外で運動をしている人もいるのでしょうが、毎日運動をしているのは成人の50%です。

半分の人が日ごろ運動をしていないのです。

カラダを動かす時間が少なくなると、脂肪が蓄えられ、病気のリスクに繋がります。筋肉も低下し、筋力もなくなります。気分転換ができなくなりストレスがたまるなど健康を害すことになります。

カラダを動かすことを習慣にすれば、先に上げた病気の発症リスクが低下します。
糖尿病、心臓病、うつ、がん、認知症などのリスクが下がれば、健康寿命も延びていきます。

平均寿命よりも健康寿命との差に目を向けよう

最近カラダをあまり動かしていない人、じっとした時間が多い人は毎日の生活の中で「プラス・テン」を合言葉に、今より10分多くカラダを動かしていきましょう。

 

【編集後記】

昼は所要で友人のパーソナルジムに行ってきました。
自然と、お互いにレッスンを。
私もトレーニング談議好きですが、彼も大好きです。
2人でお茶をすると、トレーニングの話が止まりません。
今日は広いスペースがあったのでレッスンに移行。

短い時間でしたが貴重な時間でした。
1つトレーニングのネタを仕入れました。
これは使えます。

 

【昨日のOnce a day】一日一回新しいことを

・美のり月(友人からのお土産)

おしらせ 2  
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