「トレーニングしたい。」小4の姪っ子に、言ってもらう方法

「おじちゃん、今日もトレーニングしようね。」久しぶりに会っても言ってくれます。

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スクリーンショット
小4の姪っ子 連続ジャンプ挑戦中

「トレーニングしよう」があいさつ代わり

「トレーニング、今日しようね」が、姪っ子からのあいさつです。

 

小4になった姪っ子は、私に会うなりこの言葉を言ってくれます。
私は「よし。前回も成功だったな」と小さくガッツポーズをとるのでした。

月に1度、弟夫婦が子どもたちを連れて実家に食事に来てくれます。
小4になった姪っ子は、特にスポーツをしていませんが、私とのトレーニングを楽しみにしてくれています。

私の成功の基準は、会った時に「トレーニングしよう」と言ってくれることです。
前回のトレーニングが面白かったのだろうと判断しているからです。

今日も言ってくれたので、前回の指導は大成功です。
次回も言ってもらえるためには、今日も満足感のあるトレーニングを提供しなければいけません。

食事の後、40分ほどトレーニングをしました。
トレーニングといっても遊びの延長ですが。

次も、言ってもらえるように、毎回どのような工夫を
しているのかをまとめてみました。

「トレーニングがしたい」言ってもらえる工夫

トレーニングをしたいと言ってもらえるには工夫が必要です。

小4の女の子は手ごわいです。
まじめにやっても、すぐに飽きてしまいますし、遊びだけでも「ちゃんとしたい!」と主張します。

体力や筋力もありませんし、自宅のリビングですから、できることは限られています。
小さな工夫が大切です。

小4姪っ子の攻略法を紹介します。

ほめる、褒める、ほめる

たとえば、ストレッチ、バランスの遊び、ジャンプなどをやってもうまくいきません。
筋力がありませんし、そもそも指示に対しての理解力がまだありません。
形にならないのです。

それに対して、こまごま言ったら嫌われます。
そこはじっと我慢です。

ときどき、うまくいくことがあります。
そこを1.5割増しでほめます。
2倍ほめてもいいかもしれません。

アドバイスをするより、うまくいったところを大げさにほめています。

ほめて、褒めて、ほめまくります。

ちょっとだけ注意する

小4といっても、おだてや、お世辞はわかります。
結構、敏感です。
自分でも、できる、できていないは、わかるんでしょう。

ほめる効果は絶大ですが、それだけでもいけません。
1か所だけ、注意するのです。
アドバイスではなく注意です。
このニュアンスの違いは微妙です。

たとえば

「ここだめ。ここをピッとする。」
優しいアドバイスではなく、ちょっとだけ、声のトーンを落とした注意です。

どこを注意するかというと、どこでもいいのです。

なぜなら、
・真剣に見ていますよ
・あなたに、かまっていますよ

という、私からのアピールですから。
もちろんうまくいけば、ほめますし、できていなくても、ほめます。

ほめる→ほめる→ほめる→ほめる→注意→
ほめる→ほめる→ほめる

でしょうか。

ただし、
常にご機嫌を取っているわけではありません。
遊んでいるだけでもありません。

私は、トレーニングコーチですから。

「ギューん」「しゅっと」「シャキーン」

擬音語・擬態語で一緒にやるように、しています。
ストレッチのときは、一緒に「ギユーん」と伸ばす。
ジャンプのときは「しゅっと」と跳ぶ、などです。

声をだしながら一緒にやるのがポイントです。
一緒にやると二回目からは、ひとりで声をだしながらやっています。

彼女のお気に入りは「シャキーン」です。
この前、指導した高校生も言っていました。
ジャンプの時の着地動作は「シャキーン」です。

ちょっとだけ難しいことを

できることを、ほめられるのが、一番うれしいのでしょうが、そればかりでは、すぐに飽きてしまいます。
できる種目に対して、ちょっとだけ難易度を上げます。
ジャンプなら、

・リズムを変える
・飛び上がる高さを変える
・合図で飛ぶ
・手で膝をさわる

など、バリエーションを増やすというより難易度を少しあげるイメージです。

ちょっとだけ難しいことをすると、集中力が増します。

ちょっとだけスリルを

子どもはスリルが大好きです。
もちろんケガをさせないのが大前提です。
ちょっとだけ、危なっかしい、ことのほうが、緊張感と集中力が増します。

子どものころ高いところから、跳び下りたり、
川に落ちそうなギリギリのところを歩いたり
みなさんも、一度は経験したことがあるでしょう。

四つん這いになった背中を飛び越えたり、1回転半の空中スピンをしたり。
これは最も盛り上がります。
私はケガをさせないように、一番気の抜けない瞬間です。

彼女は汗をかきながらやっています。

次回もやりたいと言えば大成功

今日のトレーニングについて、彼女の私に対する評価は、次回くだされます。
今回楽しければ、次回もやりたいと言うでしょうし、だめなら言わないでしょう。

次に会うのはだいたい1か月後ですから、満足していなければ忘れます。

私にとっては毎回が勝負です。

5年生の後半になると、少し大人になって、恥ずかしがってやらないかもしれません。

その時期が来るまで、もう少しやっていきます。
保育園の時からやっているので。

今回は、小4姪っ子の攻略についてまとめました。

小学生、低・中学年の保護者のみなさん、競技指導者のみなさん。
なにかのヒントになっていただければと思います。
プログラム
知らないうちにプログラムが書いてありました。
担当とサインは彼女の改ざんです。

 

おまけ

毎回、彼女が帰った後は、ぐったりです。
選手指導のほうが断然、簡単かもしれません。

おしらせ 2  
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