下見のための前泊をどう考えるか。セミナーを受ける場合、講師をする場合

県外でセミナーを受ける。県外でセミナーの講師をする。そんな時は可能な限り前泊をしています。会場の下見をするからです。

*銀座にて

自他ともに認める方向オンチ

私は自他とも認める方向オンチです。

 

東京には心強い仲間がいて、いつも「方向オンチ」あるあるで盛り上がります。
友人も私に負けず方向オンチです。
その友人が、私のブログの記事を教えてくれたことで、少ないながらもよく読まれた記事です。
方向オンチ克服は諦めました。人に迷惑かけない工夫

今では開き直り、笑い話、またネタとして話せるようになりました。
しかし、相変わらず迷ってしまい、ときどき落ち込むこともあります。
最近もやらかしてしまいました。

神戸での出来事です。
2年前も一度行った場所で、スッと行けるものだと思っていました。
丁寧な地図もあり、会場に近いホテルに前泊したので、余裕をこいていました。
朝、十分間に合うようにホテルを出ましたが、歩いて数分のところの場所が分かりません。

土日祝日、もしくは早朝は正面玄関が開いていないので、従業員入口から入るのですが、
その場所がわからないのです。
スマホにある地図を見てもわからないのです。
ぐるぐる回り、何とか建物に入ったのですが、今度はエレベーターが見つかりません。

正確には上に行くエレベーターが見つからないのです。(地下行き専用)
またぐるぐる回り、窓ふきメンテナンスの方にエレベーターの場所を教えてもらい、
目的の階にようやく到着したのです。

そこで終わらないのが、すごいところです。
今度はスタッフ控室がわからないのです。
イベント会場に使われているところですから広く、セミナールームもたくさんあります。
ぐるぐる回り、何とか目的の部屋にたどり着いたのでした。

遅刻はしませんでしたが、集合の5分前に到着。
ほとんどのスタッフがすでにいました。
汗だくの私が入ってきたのは、不思議な光景だったでしょう。
「遅刻しそうになって慌てて走ってきたな」と。

そこで終わらないのが私です。
次の日も迷ったのです……。

今度は人に迷惑をかけました。
前日、一緒に仕事をした人と駅でばったり会い、一緒に行くことに。
彼は前日、会場まで車で来ていて、駐車場から直接控室に行ったとのことでした。
駅から歩いて行くのは、はじめてでした。

よせばいいに、「ココから行けますよ」と私が言い、昨日の入り口から入ったのです。

なんと、また上に行くエレベーターが見つからないのです。
本当に情けなくなりました。
結局、いったんビルから外に出て、彼が前日入った入り口から行くことになったのです。

情けない話です。
こんな失敗をしたのは原因があります。
そうです、前泊をしたのにも関わらず、下見をしていなかったのです。
方向オンチは自分で一度、ゆっくり行ってみないとダメなのです。

1日目の朝が、下見だと言えないことはないのですが、場所がわからなくて
焦っている自分は、じっくりランドマークを確認していなかったのです。

久しぶりの失敗でした。

前泊の宿泊費は保険料。当日焦っていくことを考えると安いもの

方向オンチが、当日焦らないで目的地に行くコツは、下見をすることです。
もし可能なら前泊してでも下見です。宿泊費が余計にかかりますが、焦らないで行くための保険料だと考えると惜しくはありません。安いものです。

 

もちろん日程が許せば、の話です。
確実に行けるところは、わざわざ前泊をしませんが。

あくまでもはじめての場所に限ってです。
(とは言え、神戸は2回目でしたが)

日曜日にセミナーがあります。会場はセミナールームです。
どこのセミナールームでも、私はいつも迷ってしまいます。
過去にも、田町、東京駅、新橋、大阪、新大阪などのセミナールームに行きましたが、
すぐに行けたためしがありません。
都会の会議室、セミナールームはビルの中にあり複雑なのです。

そして、土日祝日に開催されるので、正面玄関は開いていません。
従業員入口のようなところから入るので、さらに複雑です。
また、ビルの名前が似ているのです。

例えば
・東京駅八重洲第三ビル
・東京駅新八重洲ビルB3
・東京駅ビルディング八重洲3 など。
(すべて架空です)

一度、交番で聞きましたが、警察の方も迷っていました。
そんなところですから、私がスッといけるはずがありません。

やっぱり下見が必要なのです。

今回も丁寧に地図と行き方が送られてきました。
何とか駅の出口はわかりましたが、スタート位置である、
「てんとう虫のロッカー」が見つけられません。
(そのロッカーを背にして進む道順です)

ミツバチ、ちょうちょのイラストのロッカーしか見当たらないのです。
結局一番すみにあったロッカーがてんとう虫でした。

そこからは何とか、道順に従いながら、ビルに入り
レンタルルームの部屋に行くことができました。
(実は途中でエレベーターが見つからず不安になりましたが)

正面玄関から入らず、当日のように警備員がいる入口から入りました。
もう明日は完璧です。
これで安心なのです。

駅を出て15分弱のこと。このために前泊をして、下見をしたのです。

土曜日の宿泊です。チェーンホテルのビジネスホテルですが
決して安くはありませんでした。
3時間の講習会。
受講料、宿泊代、東京までの往復切符を考えると私にとっては大きな出費です。

もし節約するとしたら宿泊代です。
10時過ぎから講習会ですから、早朝に金沢を出発すればギリギリ間に合う時間です。
日帰りもできるので宿泊代もいりません。

でもそうはしませんでした。
普通に行って「ギリギリ」間に合うのですから、
私の場合は遅刻です。

その可能性が高いのです。

私は遅刻が嫌いです。マイルールにも「遅刻をしない」とあるからです。

1時間の遅刻を45分の遅刻に。15分の短縮
マイルールをつくる。そのルールを守るのは、もっと楽しむため。

セミナーは受験ではありませんから、遅れて行っても
精神的に不利になることはありません。
ましてペナルティーを受けるわけでもありません。

大人ですから、そんなこともあるよと、みんな思うでしょうし、
そもそも気にならないかもしれません。
現によく遅刻する人もいますから。

しかし、私はイヤなのです。

・慌てていくと余裕がなくなる
・好きな場所に座れない
・途中からでは集中しにくい
・みんなよりも乗り遅れた気分
・講師の先生に申し訳ない
・始まったセミナーが一瞬止まる

など、人が遅刻しても気になりませんが、私が遅刻した場合は上記のように
気にしてしまうのです。
やっぱりイヤなのです。

そんな思いをするのなら、多少お金がかかっても、
前泊をして下見をして、当日を迎えたほうが「うん」といいのです。

当日、焦って会場に行くことを考えると、安いものなのです。

 

講師の一番の仕事は、開始時間にいること

今まではセミナーを受講するときの話でしたが、私が講師を頼まれたときは、仕事を休んでも前日に宿泊しています。
講師の一番大切な仕事は、セミナー開始時間に参加者の前にいることだからです。

 

主催者はセミナー当日の何日も前から予定を立てます。
セミナーの大小に関わらず、準備や心配は必ずしています。

・セミナーはうまくいくか
・大きなトラブルはないか
・交通の乱れはないか
・荒れた天候ではないか
・参加者が集まるか

など、気にしないと言いつつも気にしているものです。

それなのに、講師が遅れてしまったり、穴をあけてしまったりして
困らせるのはかわいそうなことです。
申し訳ないことです。
もちろん期待して参加してくれた参加者にも。

「講師の仕事は開始時刻にそこにいること」

講師をするようになったころ、親しい先輩から教えてもらったことです。

もちろん体調不良、身内の不幸、天候の悪化など予測不可能で、
予防できないこともあります。
仕方がないこともあります。

それに加えて、方向オンチの私は、道に迷って遅刻をするというリスクがあります。

「前日に入り前泊をして、下見をする」
方向オンチの私だからこそ、やらなければいけない対策です。

 

【編集後記】

東京は金沢よりも寒い気がします。
温度はそんなに変わりませんが、風が関東のほうが冷たいのでしょうか。
金沢では平気ですが、上京の際は、リップクリームが必須です。

銀座の歩行者天国は、はじめての経験でした。
上京の際、銀座には行くのですが。
せっかくなので道のど真ん中を歩きました。

 

【昨日のOnce a day】一日一回新しいことを

・Jプレスのソックス

おしらせ 2  
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