トレーニングコーチとファッション

ナショナルチームやプロチーム、社会人チーム所属のトレーニングコーチの場合、名前やスポンサー名の入ったユニフォームを着なくてはいけません。
フリーで仕事をしていればウエアは自由に着用できます。
しかし、なんだっていいわけではありません。
普段、気を使っているファッションについてまとめてみました。

 

当たり前ですが、清潔であることが一番

トレーニングコーチは人と接する仕事です。当たり前でしょうが、
清潔な服装でなければいけません。

人と接する仕事ですから、清潔な服装は必須です。
顔や体形はすぐには変えられませんが、ウエアの見た目だけは変えられます。
清潔なウエアはもちろん「清潔そうに見えるウエア」を着ることはできます。

汗だくになったウエアや汚れたウエア、しわしわなウエアは見た目もよくありませんし、
指導する選手やお客様に対して失礼です。

「何をいまさら。当たり前だろ」と思われる人も多いでしょうが、そうでもないことも多いです。

例えば2~3日の合宿。荷物の軽減でしょうか、集合したときと同じジャージで指導し、
夜のミーテイングもそのジャージで参加。次の日の朝練習、
その後の一日練習も同じジャージで行ない、そのまま帰る人もいるのです。

もちろんシャワーも浴びているでしょうし、下着類も変えているでしょうが、
「せめて行き帰りは……」と思ってしまいます。

またキレイに洗濯はしてありますが、毛玉がびっしり付いたウエアを着ている人もいます。
近くで見て、気がついたときは気になって仕方がありません。

私も毛玉や、ひっかき傷が多いTシャツを、気がつかないで着ている時もあり、
恥ずかしい思いをします。そのままにしていると、また洗濯物に紛れてしまい
再びウエアのローテンションに加わってしまいます。

気がついたときに処分するようにしています。

そしてよくあるのが「1990年○○大会」と書かれたイベント記念Tシャツ。
思い入れもあり、大切に着ているのでしょうが
「物持ちが良すぎる」と思ってしまいます。
そのため指導先では着ないようにしています。

私の指導の場合、デモンストレーションが多く、一緒にやることもしばしばです。
大量に汗をかいてしまいます。汗による臭いはどうしようもありませんが、
休憩のとき、可能ならば着替えるようにしています。

汗をよくかく体質です。本当は綿シャツが好きですが、
指導の時はポリエステル100%を着ます。
しかしポリエステル素材のTシャツも限界があり、着替えることになります。
冬でも、なるべく薄い恰好で指導するのはこのためです。

そのほか、気にかけていること

清潔なウエアでいるのが基本ですが、そのほか、指導で気をつけているファッションを
あげてみます。

チーム指導はなるべく派手な色で

チーム指導の場合、なるべく派手な色のウエアを着るようにしています。
もちろん目立つためです。

選手はチームのウエアや、おそろいのTシャツなどを着ている場合が多いため、
地味なウエアでは紛れてしまいます。私は身長も低く、大きな選手の中では隠れてしまいがちです。
その対策でもあります。

1対1の指導は地味な色で

マンツーマンで指導の場合はネービーなど落ち着いた色を着ます。
トレーニング業界の人は派手なTシャツを着ているイメージがあります。
私のチーム指導の時のように派手なウエアを着ている人が多いからです。

派手な色は若々しさと元気の象徴ですから、業界のイメージに合うのでしょう。

私はもう若々しくないので、できるだけ落ち着いた色を着ています。
地味な色は知的に見えますし。

フード付きは極力避ける

今どきフードの付いていないアウターのウエアは少ないです。
私も書いておきながら、フード付きを着ている時がありますが。

ではなぜ避けるというと、ジャンプのデモンストレーションをすると、
一回一回、フードが頭にかぶってしまうからです。
ジャンプは足元と手のふりを見せたいので、頭は関係がないのですが、
私の気が散ってしまいます。
フードが付いていないのがベストです。

シューズはトレーニン内容によって変える

トレーニングシーンによって変えるようにしています。
例えばウエイトトレーニングだったら、ウエイトリフティングシューズ。

スピード、アジリティの場合はトレーニング用シューズです。

これは荷物が増えて面倒ですが、こだわっています。
理由は、シューズによって特性が違うからです。

選手や学生・生徒はスクールシューズや、
ランニングシューズ(マラソン)の使用が多いです。
本来は、練習用のシューズを使って欲しいのですが、
金銭的なことであり、言うことができません。

そのため

「これはウエイトトレーニング用のシューズ。底がしっかりしていて
固いのでウエイトにはいいよ」

と、一応紹介もしているのです。
「専用シューズを履くと、練習のパフォーマンスも上がるよ」
と心の中で言っているのです。
ときどき、ランニングシューズではない練習用シューズを買ってくる人もいます。

心の声が通じたのかと思いうれしくなります。

シューズも清潔に

フィールドでの指導はシューズも汚れます。でも「どうせまた汚れるから」と言って
前回の汚れたままのシューズをまた履くことはしません。
最低限きれいにしてから履くようにしています。

汚いシューズを履くとテンションが下がります。

そして室内用シューズにも気を使います。室内専用ということもありドロ汚れなどはありません。
その分、自然劣化による汚れ(傷み具合)がわかります。
土などで汚れていない分、古さによる汚れが目立ちます。

寝転がってトレーニングすることも多いので、選手の目の高さに私のシューズがある
シーンもあります。おもいのほか見られているものです。

このように、気をつけるようにしています。

ウエアは指導能力には関係ないけれど…

ウエアなどのファッションは、指導能力には関係ありません。
おしゃれじゃなくても、清潔そうに見えなくても。

信頼関係があれば、服装なんて、なんだっていいのかもしれません。

しかし「人は見た目が9割」(竹内一郎著)というように、初対面のときや
1回限りの指導・講習会の場合の服装は重要ではないでしょうか。

「清潔感があっておしゃれ」と思われて、損なことはありません。

その人の指導評価が、ファッションで2割増しにでもなればうれしいことです。

********************

このようにウエアなどを選んでいます。
オシャレのセンスはないですが、最低限、気を使っていますしやっています。

何か共感していただけることがあれば。

 

【編集後記】

私の中で課題だった、プライムビデオ中の作品やプライムリーディングの本の
損切りができました。
ビデオは1時間観た後、キンドルは85%読んだ後、消すことができました。

「もう少し我慢すれば終わるのに」と思いましたが。

 

【昨日のOnce a day】一日一回新しいことを

・友人とランチ&お茶

 

おしらせ 2  
タイトルとURLをコピーしました