残り時間を意識しなければいけない理由

残りの時間を常に気にかけることが必要だと思っています。

アナログ時計好きが、デジタル時計を

昨年末、デザインにほれてSEIKOのデジタル時計を買いました。
中学生のとき陸上競技をやっていたので、陸上の大会で見かける公式タイマーのミニチュアが前から気になっていました。
しかし私はアナログ派。
腕時計が大好きなのですがほとんどがアナログ時計です。
デジタル時計の代名詞、Gショックもアナログばかりです。
最近は、ずっと着けているスマートウオッチももちろんアナログ・フェイスです。

アナログ時計が好きなのは、残り時間がイメージしやすいから。
子どもの頃から「10分後!」と言われてもパッと頭に浮かびませんでした。
そんな私も流行には逆らえずGショックのフロッグマンやイルカクジラモデルを無理して着けていた時代もありました。
やっぱり無理をしていました。

このSEIKOの時計もほれて買ったとはいえ、でかくて、もてあましていました。
なんせデジタルですし、黄色いオブジェです。
しかし、なんとこの時計には「カウント・ダウン・カレンダー」の機能が付いていたのです。

最大で366日、23時間、59分。
この時計にそんな機能があることはもちろん、世の中にそんな機能つきの時計があるとは知りませんでした。
私の一番欲しい機能だったのです。

メメント・モリ

「メメント・モリ」とはラテン語で「死を忘れるな」という意味。
私は飛躍的解釈をして「あと、どれくらい生きられるのか」と理解しています。
ネット上には計算してくれるHPがいくつかあり、ときどきチェックしています。
50歳をまわると、時間が無限にあると思っていた若きし頃と違い、もう50年以上は生きることはできないとわかってきます。
たとえば私の場合、80歳まで生きるとして残り1万600日あまり。
残り時間を少しだけ意識するようになりました。

そこで「カウント・ダウン・カレンダー」機能の登場です。
2018年12月31日23時59分にセットしたので今年の2019年12月31日23時59分でタイマーはゼロカウント。
2019年はあと274日しかありません。

残り時間を意識する

日常生活においても、人は終了時間の間際になってから残り時間を気にするもの。
ずっと前から終了時間を知っているはずなのに。
時にはドラマチックな試合のように、野球なら9回裏の攻撃、逆転ホームラン、サッカーならアディショナルタイムで大逆転、そんなときもあります。
でもその逆、最後の最後で逆転負けもあるのではないでしょうか。
残り時間に過度の期待も危険でしょう。

できれば前倒しで残り時間に余裕を持ちたいもの。
競技監督なら

・序盤で後半逆転できないように叩きのめす
・大量得点をとりにいく

そういった作戦を立てるのではないでしょうか。
リードしての残り時間と、リードされての残り時間。鋼のメンタルの持ち主ならいざ知らず、有利なのはどちらかわかるでしょう。

競技選手も同じ

そして競技選手たちはもっと残り時間を意識しなければいけません。
もちろん、われわれ指導者側も。
競技人生はおもいのほか短いものです。

中・高校生なら卒業まで2年半弱
大学生なら3年半弱
社会人なら、いつ何時やめなければいけないときがくるのではないのでしょうか。
大好きな競技スポーツができる時間は案外と少ないんです。

だからケガで休まなくてはいけない時間がもったいないのです。
けっして「ケガで休むな」といっているのではありません。
ケガをしたら休まなくてはいけません。
ケガをしないようにできるだけ予防しようということです。

もしケガをしても医師の治療やリハビリによって競技復帰は昔より確実に短くなっています。
しかし、明日に治るという魔法はないでしょう。シーズンを棒にふる大ケガは大好きな競技生活の残り時間を減らしているのです。

「ケガに気をつけて!」と注意を言っているのではありません。
プレー中の接触によるケガ、アクシデントによるケガはどうして避けられないでしょう。

・間違ったトレーニングによるケガ
・トレーニングをしないことによるケガ
・競技練習の反復練習による使いすぎのケガ

そんなケガを減らして欲しいのです。

トレーニングの目的は競技力向上の可能性をあげることと、ケガの予防です。正しいトレーニングをしっかりやって、大切な残り時間を減らさないようにしませんか。

 

 

おまけ

SEIKOの時計が気に入り小さいバージョンも買ってしまいました。
期待したカウント・ダウン・カレンダー機能はなく
最大99時間59分59秒のカウント・ダウン・タイマーでした。
今の私にはタイマーは必要でないため、これは完全なオブジェになりそうです。

 

 

 

 

おしらせ 2  
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