トレーニングをしてカラダが変わること。今まで乗っていた車を最新の車に買い替えるのと同じこと

トレーニングをすればカラダに変化が現れます。まるで今まで乗っていた車を最新の車に買い替えるようなものです。

新旧デリカD:5*デリカD:5

 

代車(新しい車)に乗るといつも思うこと

車の修理や定期点検の間、貸してもらえるのが代車です。代車(新しい車)を運転すると慣れるのに少し時間がかかります。

 

普段乗っている車にリコールがあり、ディーラーに行ってきました。
車の部品交換中は代車を用意してくれます。
代車は今乗っている車と同じ車種でしたが、モデルが新しくなり最新の装備がついていました。

代車の運転をはじめたころは少し違和感がありましたが、慣れてくるととても快適に乗ることができました。
返却するころには代車と同じ新しいモデルが欲しくなりました。
とても快適でずっと使用していたかったのです。
では、はじめに感じた違和の正体はなんだったのでしょうか。

運転手は同じ私ですし、車は同じ車種です。
車の大きさも同じですし、排気量も変わりません。
内装もほとんど変わりません。

・新しいモデルだからでしょうか
・性能が少しアップしたからでしょうか
・装備が違うからでしょうか
・ナビが違うからでしょうか

それは車がバージョンアップ(改良)されていたからです。
最新式のモデルになり、性能も装備も若干向上していたのです。

その変化が多少の戸惑いと、運転をするときの違った感覚にさせたのでした。

違和感の正体

その違和感の正体を具体的にみてみます。

 

ガソリン車

私の車はクリーンディーゼル車です。
ディーゼルは燃費がいいのですが、車の出足と加速はガソリン車に劣ります。

代車は軽くアクセルを踏んでも出足が速く、いつもの調子でアクセルを踏むとふかし過ぎになります。
車体が重い車ですが「すっと」走りだす感覚はとてもいいものです。
いつも出足が遅いですし。

音は静かで、ディーゼル特有の振動もありません。

アクセルを踏むときに少し気を使いましたが違和感はありませんでした。

全方位バックモニター搭載

代車には全方位バックモニター機能搭載です。左右安全確認お知らせ機能も。

日産車のアラウンドビューモニターがとても有名です。
私の代車は日産ではないので全方位バックモニターと言います。

バックをするとき、車後方の画面だけではなく、上からの映像や車の横の映像がモニターに映し出されます。

バックで駐車場にとめるとき、情報が多すぎて画面のどこを見ていいのか、一瞬わからなくなりました。
慣れてしまえば車の上からの映像はとても便利で、縦列駐車が簡単にできました。
画面はとてもクリアで実際との誤差もほとんどありませんでした。

車の左右に人がいないか、障害物がないかを教えてくれる機能も搭載されていました。

バックモニターの画像を見慣れるまでは、すこし違和感がありました。

サポート機能

代車にはいろいろなサポート機能が装備されていました。お知らせ機能も。

たとえば衝突防止機能。
前方に停車している車に接近すると警告をしてくれます。
ブザーと点滅ランプで教えてくれます。

前の車が進むと教えてくれる機能も。
信号待ちをしていて、前の車が進むとブザーで教えてくれます。
停車中、少し下を向いていて前の車が進むのに一瞬気がつきませんでした。
(もちろんスマホを見ていたわけではありません)

ブザーで教えてくれました。
後ろからのクラクションをのがれることができました。
初めての機能で少し驚きましたが。

アイドリングストップ機能も。
自宅にあるもう一台の車にはアイドリングストップ機能がついているのですが、私の車にはついていません。
ほとんど自分の車しか乗らないのでその機能はあまりなじみがありません。

最新式なのか、エンジンが再びかかることに違和感はありませんでした。
静かにそしてスムーズにアイドリングがスタートしたのには驚きました。

 

細かく言えばまだあるのですが、上記に挙げたことが違和感の正体でした。
車に詳しくない私が感じたことですが、車も詳しい人であればもっと気がついたかもしれません。
私が今の車を買って5年ほどの間に、同じ車種でも驚くほど性能・装備が進化しているのです。

車の進化にとても驚いたのでした。
そして、この進化こそがはじめの違和感の正体だったのです。

私たちのカラダも同じ

代車にとても感心していたとき、もしかすると私たちのトレーニングされたカラダも同じようなものではないかと思ったのです。

 

トレーニングをすれば、カラダが変わります。
やり方にもよりますが筋肉がつき、筋力が向上します。
パワーもアップもしますし、筋持久力が向上します。
体力がつけばカラダも強くなりケガの予防にもなります。
チープな言葉ですがカラダがバージョンアップするのです。

上記に挙げた車は運転手(自分)が変わらなくても性能や装備が進化すれば、はじめは違和感があっても少し慣れれば快適に運転することができます。

カラダも似たようなものです。
自分は変わらなくてもトレーニングをしてカラダが変われば、はじめは違和感がありますが、慣れてくればカラダのコントロールが快適にできるのです。

違和感を「技術的な違和感」と変えてみるとどうでしょうか。

車では、
・アクセルやブレーキーのかけ方を少し変える
・バックモニターの見方に慣れる
・センサーをうまく利用する

などの少しの工夫が必要です。
しかし、グレードダウンなら慣れるまで時間がかかるでしょうが、便利になっているものに対して慣れるは簡単です。
難しいとされる車のバックも、今はモニターを見ていればいいのですから。
センサーをうまく利用をすればぶつける可能性も低くなります。

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選手にウエイトトレーニングや、そのほかのトレーニングをすすめると、
「感覚が狂うからいやだ」
という選手がいます。
競技選手はレベルが高くなればなるほど感覚の世界になってきます。
凡人と違いその感覚がわかるからこそトップなのでしょう。
ほんの数ミリでも感覚が違うと別のモノになると聞いたことがあります。

以前サポートしていたオリンピアンのアルペンレーサーは
「スキーのエッジが一度違っても感覚が変わる」
と言っていましたし。
「全然違う」とも。

しかし、トレーニングによってカラダが変わるのはグレードダウンではありません。
はじめは違和感があるかもしれませんが、トレーニングでカラダが変わっていくのと同時に

・技術を少しだけ変えていく
・スキルもカラダの進化に合わせて変化させていく

そうすれば違和感がなくなるばかりか、以前より、より快適にカラダをコントロールできるようになっていくのではないでしょうか。
便利で性能がいい車の操作はすぐ慣れるように、です。

 

そう言って競技選手にトレーニングをすすめています。
私の車よりも性能のいい代車に乗って、このたとえ話も選手に使えるかな、と思ったのでした。

 

 

【編集後記】

車は年々進化しているのですね。
代車に乗ってみてびっくりしました。
今はバックモニターに頼りっきりですが、5年前までは
モニターがなくても難なくバックや縦列ができたのが不思議です。
車の後方が大きなリアタイヤで見えにくいロングパジェロに乗っていましたが。

私の車をバックさせる能力は確実に退化しました。

 

【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを

・くら寿司 ランチ
・全方位バックモニター&サポート機能

 

おしらせ 2  
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