新しいサービスは人によってはいいサービスではない。露天風呂にテレビが設置されたこと

銭湯の露天風呂がリニューアルされ、大きなテレビが設置されました。新しいサービスですが、私にはいいサービスではありませんでした。

銭湯

温泉銭湯。露天風呂がリニューアル

近くの銭湯の露天風呂が最近リニューアルしました。

 

よく私のブログに出てくる銭湯とは違い、温泉銭湯です。
公共の体育館の近くにあり、以前はよく行っていました。

とてもよく行っていたのは15年ほど前です。
そのころは、毎日友人グループと銭湯めぐりをしていました。

その銭湯は温泉が出ていて、ぜいたくにも源泉かけ流しです。
露天風呂があり、仲間と話をするにはちょうどよかったのです。

茶色の温泉が特徴的です。
飲んでもとてもおいしかったのを覚えています。
残念ですが今は飲めなくなりました。

古い銭湯に露天風呂を無理やりつくったようなつくりになっています。
折り返しの階段を上っていかなければいけません。
急な階段ですし、何段も登っていきます。

高齢の方が行くには少し無理があります。
滑りやすい銭湯で、急な階段を登っていかなければいけませんから。
高齢の方には悪いですが、そのために人があまり入ってこないのが私たちにはメリットでした。
いつもすいているのです。

しかし、数年前より露天風呂は禁止になりました。
老朽化のためでしょうか。ながらく禁止になっていたのです。

それが理由だけではないのですが仲間とはいかなくなりました。
私たちの年齢も上がり、銭湯めぐりをしなくなったのもあります。

私はすぐ近くの銭湯に行くようになりました。
その銭湯に行く回数がぐっと減ったのです。
フィットネスクラブのお風呂も使っていましたし。

26日は風呂の日です。
たまたま見た新聞広告の欄にその銭湯の露天風呂リニューアルオープンのことが書いてあったのです。

さっそく行ってきました。

露天風呂には大型モニターが設置

リニューアルされた露天風呂には大型モニターが設置されていました。
以前はヒノキ風呂だったのですが、普通の浴槽になっていました。

 

露天風呂は新しくなっていました。
ヒノキ風呂がなくなっていたのは残念ですが、浴槽は大きくなっていました。
壁や天井も少し改修したようでとてもきれいです。

そして一番変わったのが大型のTVモニターの存在。
壁には大型のテレビが設置されていたのです。

ちょうど昼の情報番組をやっていました。
おじさん数人がずっと浴槽につかりながらテレビを見ています。

スピーカーも四方にあるようで音もはっきり聞こえました。

さすがにリニューアルしたばかりです。
露天風呂だけ見ると大型銭湯のようでした。

ぬるい源泉、茶色の温泉はとても気持ちがいいものでした。
ここで入るのはひさしぶりの露天風呂ということもあり、とても気分がよかったのです。
新しくてきれいですし。

最初のうちは……。

しかし、何か違うのです。
途中でいつもの銭湯に行けばよかったかなと思ってしまいました。

その理由は新しく設置されたテレビでした。
私にとってテレビ設置は余計なサービスだったのです。

 

目的によっても違うサービスのよしあし

露天風呂に設置されたTVモニター。私には余計なサービスでした。人それぞれの目的によってサービスのよしあしは決まるのです。

 

新しく設置されたTVモニター。テレビ好きにはたまりません。

夏には高校野球を見ることができますし、夜にはスポーツ中継が見られます。
ゆっくり風呂に入りたい人にとっては最高のサービスです。

私もテレビは嫌いではありませんし。(少しセーブはしていますが)
あまり得意ではないサウナもテレビを見ると少し我慢ができます。

大型銭湯では露天風呂に入りながら時間を気にせずテレビを見るのは醍醐味でもあります。

そのためテレビは多くの人には好評でしょう。
よく行く大型銭湯も、テレビがある浴槽はいつもいっぱいです。

しかし、私は近所の銭湯に限ってですが露天風呂にテレビを求めていません。
自分勝手ではあるのですが、露天風呂に入って静かに考えごとをしたいのです。
その目的のために行っているのです。

考えごとをしたいためにわざわざ銭湯に行き、露天風呂に入っているといってもいいかもしれません。

・ブログのこと
・トレーニングプログラムのこと
・これからのこと
・セミナーの練習

など、じっくり考えるには静かな露天風呂が私には最高の場所なのです。
テレビがあると気がそっちにいってしまい、考えごとができないのです。

そのような目的でいっている私にはTVモニターのサービスは必要ではなかったのです。
これからは考えごとをしたいときは違う露天風呂のある銭湯を利用するでしょう。

新しいサービスは多くの人に有益なことがほとんどです。
この銭湯もTVモニターをつけたことで、よかったと思う人もきっと多いでしょう。
しかし、私のようにそのサービスはいらなかったという人もいるはずです。
(自分勝手かもしれませんが)

そんな人は静かにフェイドアウトしていけばいいだけの話です。

新しいサービスにはそんな側面もあるのだと、露天風呂のリニューアルを体験して思ったのでした。

私たちはサービスを受ける側でもありますが、サービスを提供する側でもあります。
新しいサービスにはそんな側面があるのだと知って提供しなければいけませんね。

 

 

 

【編集後記】

うるう年です。
2月で28日しかない年を「平年(へいねん)」というそうです。
あたりまえすぎて笑ってしまいました。

 

【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを

・ファミマの肉まん

おしらせ 2  
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