アドバイスしたがりは嫌われる。「聞かれていないのにアドバイスをしたい」をガマンする方法

アドバイスをすると感謝されることもあります。しかし、ときと場合によるものです。ときには嫌われることも。「アドバイスをする」についてまとめてみました。

24時間ジムにて
*24時間ジムにて

 

 

「アドバイスをしたい」そんな時期があるもの

「アドバイスをしたい」だれにでもそんな時期があるものです。

 

 

・自分の得意なこと
・詳しく知っていること
・最近、勉強をはじめて、少し詳しくなってきたこと
・今、夢中で取り組んでいること
・最近学んだこと、習ったこと

詳しくなってきている自分がうれしすぎて、だれにでもアドバイスをしたくなるものです。

決して悪気があるわけではなく、
・自分の感動したこと
・腑に落ちたこと
・「ははーん」と納得したこと
など、どうしても伝えたい気持ちが強くなるのかもしれません。

しかし、残念ながら

・教え魔
・アドバイスしたがり

は、嫌われます。
もしかすると避けられてしまうかもしれません。

人にアドバイスを求めたときのアドバイスは、うれしくもありとても貴重なものです。
まして、自分の尊敬している人や憧れている人のアドバイスならば、うれし過ぎます。

しかし、
・あまりよく知らない人
・関係が浅い人
・見本としていない人
からのアドバイスは、大きなお世話になってしまいます。

私はトレーニングコーチを仕事としています。
日頃から自分のトレーニングをしているのですが、ジムでいろいろな人をみかけます。

特に筋トレ中のレストタイム(セット間の休憩時間)には、周りの様子が目に入ってきます。
近くでやっている人のトレーニング内容やフォームが、どうしても気になるのです。

そこで、私の「大きなお世話」気質が出てきます。
トレーニングの様子をみると

変なフォーム
危険なフォーム
でたらめなフォーム

などでやっている人が、気になってしまうのです。

隣の、ものすごく変なフォームでやっている人に、ちょっとだけアドバイスをしたくなるのです。

「言葉が喉まで出る」とは、このことでしょうか。

しかしそこはグッとがまんです。
なぜならそれは、「大きなお世話」だからです。

 

「アドバイスしたい」をがまんする方法

ときには「大きなお世話」になるアドバイス。がまんする方法をまとめてみます。

 

 

グッとこらえる

「グッと」こらえましょう。

私の場合、サポートしている選手や生徒ならばアドバイスをどんどんします。
しかし、
・ときどきみかける人
・ちょっとだけ知っている人
・知らない人

ならばアドバイスを控えるようにしています。
どんなにアドバイスをしたくても、これは大きなお世話だと思いグッとこらえています。

先日も、隣の人がやっているデッドリフトが目にはいりました。
フォームがあまりにもひどかったのですが、グッとこらえました。

 

その人はその人の事情でやっている

「その人はその人の事情でやっている」と考えるようにします。

 

先日もブログで書きました。

「その人はその人の事情でやっている」イヤなことがあったときの対処法

上記にあげたように、私からみれば

・変なフォーム
・危険なフォーム
・でたらめなフォーム

でも、その人の事情でやっているのかもしれません。
トレーニングの目的、ゴール、意図は本人しかわかりません。
(私がサポートしているわけではありませんし)

フォームやトレーニング方法だけみて判断するのはいけないのかなと。
「その人はその人の事情でやっている」と思うようにしています。

 

大きなお世話だと考える

人のアドバイスは大きなお世話かもしれません。

 

よかれと思ったアドバイスも、タイミング、時期などによって
「悪かれ」にもなるものです。

親切にしたい気持ちもあるでしょうが、大きなお世話だと考えましょう。

自分に集中

自分に集中です。

 

人のことばかりを見ているから他の人が気になるのです。
なにかやっていることがあれば自分に集中しましょう。
ここでは自分のトレーニングに集中です。

ジムには自分のトレーニングをやりにきているのですから。

いい教材だと考える

いい教材だと考えましょう。

 

その教材に対して頭の中でアドバイスをするのもいいかもしれません。

トレーニングをしていると、どこかでエラーが出てくるものです。
トレーニング中に現れる不適切な姿勢やフォームのことを「エラー」と言います。

・腰が曲がる
・胸が開かない
・足首が伸びきらない
・つぶれてしまう
・体幹がぬける
・膝が内に入る

など、トレーニング中のフォームにはクセが出てくるものです。
疲れてきても姿勢が悪くなります。
(NGな姿勢)

このエラーを見つけ、修正、改善していくのがトレーニングコーチの仕事のひとつです。

数多くのパターンをみることで、修正、改善のためのヒントが出てきます。
ドクターが、数多くの病気やケガの症例を診ればみるほど、診断が早く正確になることと同じです。
(ドクターと比較するとは恐れ多いのですが)

ジーっとみるのはマナー違反ですが、しれっと見て自分の教材にしましょう。
そして頭の中でアドバイスをしてみましょう。
訓練のひとつになるはずです。

 

日頃からサポートしている人にしっかりアドバイスをする

日頃からサポートをしている人にしっかりアドバイスをしましょう。

 

 

当然のことですが、目の前にいる知らない人より、いつもサポートしている人にしっかりアドバイスをしたいものです。
(お金をいただいているのですから)

人にもよるでしょうが、人にアドバイスをすると気持ちよくなってしまいます。
先生気分になるからでしょうか。

私も以前は学校の教師を目指していました。
スキーやボードのインストラクターです。
そして今はトレーニングを教えています。
(最近は「教えている」ではなく「サポートしている」と言っています)

人に教えること、伝えることが好きなのかもしれません。
どこかに教える快感が少しあるのかもしれませんけど。

しかし、教えること、伝えることは、人にとっては「いい迷惑」になることもあります。
そしてなかにはアドバイスを嫌う人も。

 

自己満足のために、よく知らない人にアドバイスをするのは避けたほうがいいでしょう。
よく知らない人にアドバイスをするなら、教えてもらいたい人(お客さん)にしっかりアドバイスをしましょう。

けっして、あの人は「アドバイスしたがり」、「教えたがり」の人と言われないようにしたいものです。

**********************

コロナ禍でしょうか、ひさしぶりのゴルフブームだそうです。
ゴルフを始めたばかりの女性が「教え魔おじさんたち」に困っていると、ニュースでやっていました。

気をつけたいものです。

**********************

 

【編集後記】

パワートレーニングについてスタッフ研修会をしました。
ダンベルを使っての爆発的エクササイズでした。
パワートレーニングの重要性をわかっていただけたでしょうか。
中高年の方、ボデイメイクをしている人にもパワートレーニングは必要です。

しっかり練習をして、お客さんに提供していただければと。

 

【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを

・カルフォルニアタコサラダ
・ペッパーハンバーグ

 

おしらせ 2  
タイトルとURLをコピーしました