「治療3分。相談20分」そこから私が学ぶこと

歯科に行ってきました。歯の治療だけではなく、歯についての相談も。先生は質問をじっくり聞いて、答えてくれました。トレーニングコーチの私も、話を聞くことの大切さを学びました。

歯科クリニックある歯科クリニックにて

 

歯の詰め物がとれた。いつもの歯科に

日曜日、トレーニング中に歯の詰め物がとれてしまいました。朝一番で連絡をしていつもの歯科に行ってきました。

 

「失うと気がつく大切さ」という言葉があるように、私にとっては歯がそれです。
失うと言っても、親知らずを2本抜いたのと、アクシデントで折れた1本なので、それほど歯がないわけではありません。
しかし、銀の詰め物が多く、プチ・コンプレックスでした。

そしてストレスは詰め物がよくとれること。時々、食べ物で柔らかい物の中に、硬いものが混じっていた時などは、
「うっ。詰め物がとれた」と一瞬びっくりします。

思い過ごしがほとんどですが、ときどき、とれた詰め物のときがあるのです。
そのため、大好きなハイチューも、粘り気のあるミルキーキャンディーも長らく食べていいません。人生、確実に損しています。

しかし、慣れは怖いものです。詰め物がとれたら、すぐにティシュに包み、いつもの歯科にすぐ連絡。予約をとってなるべく早くに行くという流れができています。すぐに行けば、数分で再度、歯に取り付けることができるのを学んでいるからです。

今回は、詰め物がとれたのは日曜日でしたので、朝の開始時間を待って連絡をしました。
運よく、朝一番の予約がなかったので、すぐに車で向かいました。
そんなこともあろうかと、着替えも、歯磨きもしっかりしていました。
15分後到着。3分ほどで、詰め物は元の歯に戻りました。

 

治療3分。その前に相談20分

朝、歯科に車で向かい、3分で銀の詰め物が元の場所に戻りました。アッという間の治療でしたが、その前に20分ほど先生と相談をしているのです。

 

その歯科には15年前ほど前より通っています。
何かトラブルがあればその歯科に。
歯のケアの仕方も、歯の磨き方もすべて習ってきました。
おかげで、この15年間、虫歯になったことがありません。
年齢のためか、歯が欠けたり、上記のように詰め物がとれたりはするのですが、歯のチェックの時は「よく磨けています」とのうれしい言葉。歯を大切にする習慣をつけてくれたのは先生のおかげなのです。

では、今回、治療の前に何を相談したかというと

・自費でセラミックにしたい
・インプラントを1本入れたい

でした。
4月から環境が変わり、人前で話す仕事も多くなってくる予定。多少、お金がかかっても、銀の詰め物が見えなくしたいとの気持ちがあったのです。
詰め物がとれたのをきっかけに、まずとれた歯からセラミックにしたいとも。
そこで2点相談しました。

先生はじっくり話を聞いてくれました。
そして手鏡を持たせてくれて、一本一本説明をしてくれました。

「レベルの高い審美歯科はたくさんある。そしてたくさんの症例があるのでトラブル対策も大丈夫である」こと。
「どうしてもというのなら、うちでもできるし、紹介もできる」
というのを踏まえたうえで、デメリットも教えてくれました。

・セラミックは割れやすい
・セラミックを入れるにしてもかぶせるにしても歯を削らなければいけない
・インプラントは時間がかかり、人によって安定性が違う。蓄膿になるリスクも時にはある
・安定している今をいじらないほうがいい。
・歯を削ると、「しみる」リスクもあり、最悪神経をとらなければいけない
・歯周病にならないわけではなく、ケアがもっと必要

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☆先生の名誉のため
これは素人の私がそう解釈して、書いています。
誤解して理解しているかもしれません。
文責は私にあります。
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など。
おそらく、私の希望の通りやってくれれば、多少お金が入るだろうに(自費治療のため)リスクをたくさん教えてくれたのです。

そんなときはセカンドオピニオンですが、前職で、とてもお世話になった歯科の先生も(治療は受けませんでした)
「安定していれば、できるだけ触らないほうがいい。できるだけ削らないほうがいい」
と言っていました。

素人考えの私は、銀の詰め物をとって、そこに同じ型のセラミックをかぶせればいいと思っていました。おおむね間違いではないのですが、歯をさらに削るという発想はなかったのです。
(インプラントのたいへんさは知っていましたが)

2人のお世話になっている先生が言うのですから、今は現状維持を選択しました。
トラブルのない歯をさらに削るのも、まして抜くのも私にとって一番いやなことでしたから。

丁寧な説明を受け、質問の回答に納得して治療をうけました。

学んだこと

歯科医との会話でしたが、トレーニングコーチを仕事としている私が学んだことがありました。それは、「話をじっくり聞くこと」、「その人にとっての最善策を考えること」でした。

 

私はトレーニングを教える仕事をしていて、「このようにやっていこう!」という意気込みが、強すぎたことが多かったかもしれません。
もちろん、そう言える自信がないと、仕事をやっていけませんが、先生のように、ときには、「じっくり聞いてあげることがあってもよかったのでは」と思ったのです。
限られた時間の中で、プログラムをやることばかり考えていると、余裕がなくなります。話したいオーラを見落としていた時があったかもしれません。

 

先生のように、じっくり話を聞いてもらうと、先生に対して信頼感が増します。
納得したうえで、取り組むことができます。それはすごいことではないでしょうか。

そしてもう一つ。「その人にとって最善策を考えること」です。
先生も、私の要望に応えることは簡単だったでしょう。
別に安くしてくれとも、言っていませんし、もしセラミックが割れても文句は言わないと言っているのですから。

それでも、デメリットを教えてくれました。
どうしてもというなら、紹介するとも。

私のことを考えてくれているのだなと、とても感動しました。

 

「話を聞いてあげなくては」と思っていてもなかなか難しいもの。
そして「相手にとって最善策を考えること」ができれば、信頼感が増します。
感動もしてくれるかもしれません。

そう指導相手に思ってもらえるように、しなければいけません。
まだまだ修行です。

相談20分、治療3分のなかで感じたことでした。

 

【編集後記】

お昼に同業の方とランチミーティング。
…という名の世間話。参考になることも多くあり、
たくさんの刺激をもらいました。

梅雨の晴れ間なのか金沢は一日中いい天気でした。
トレーニングはオフでしたが、ウォーキングはしました。
夕方は風もあり、気持ちよく歩くことができました。

 

【昨日のOnce a day】1日1回新しいことを

・Aoca(ドラッグストア)カードチャージ
・Aocaアプリダウンロード
・Prime Video デス・レース
・一人もいないリフティング場でトレーニング

 

おしらせ 2  
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