「誰から学ぶのか」を心がけている理由

たくさんあるセミナー、誰から学ぶのかを重要視しています。

セミナー代、時間、移動距離だけで決めなくなったわけ

2月と3月は自分が講師をしたのも含めて6回セミナーに参加しました。

2月は
3日   京都
17日 兵庫
23日 千葉
3月は
3日   兵庫
10日 京都(講師)
20日 東京

セミナー・マニアかと突っ込まれそうですが、たまたま重なったというのが本当のところです。

セミナー参加にはお金と時間がかかります。そして地方在住なので移動時間とホテル代もかかるのです。移動距離というストレスもちょっとだけかかります。北陸新幹線開業で都心への移動時間は短縮されましたが。

サラリーマンでしたから経費にはなりません。ましてや出張旅費、出張手当などは、いただけませんから交通費だけでも、ばかにならないわけです。
しかし、5つのセミナーはすべて大満足。いわゆるハズレはありませんでした。

当然です、選んで選んで参加しているからです。
内容はもちろんですが、講師の先生が誰なのかを選んでいるからです。

以前は、何も知らなかったこともあり、

・興味関心があるテーマ
・実技が多そう
・資格継続単位の取得のため
・友だちに誘われて
・安い
・近い

などの理由で参加していました。はじめのうちは毎回、満足していました。しかし、だんだんと満足度が下がってきたのです。へんだなーと思いつつ、それでも、たくさんのセミナーを受けていました。
でもあるとき、へんだなーと思う、原因に気がつきました。

・テーマと自分が想像していた内容とが違うことがある
・実技をして汗をかいて満足している自分がいる
・継続単位取得のため参加はそもそも決められた時間、出席していることが目的だったから
・友だちに誘われて行くということは、初めから主体性がなかったから
・いいセミナーは料金が高いことが多いから
・近くでのセミナーはそもそも回数が少ない。

と、いうことに気がつき、今度からは講師の先生でセミナーを選ぼうとおもったわけです。

あとで資料を読みかえすと講師の先生の声が聞こえる

本当に満足したセミナーはあとで資料を読んでも講師の先生の声が聞こえてきます。

大好きな小説や漫画がテレビドラマ化されたとき、がっくりすることはありませんか。反対に映画やドラマを見たあと原作を読むとめちゃくちゃ面白いと感じることがないでしょうか。

私はドラマをみたあと、原作本を読むのが好きです。なぜなら本にでてくる登場人物の会話がドラマ俳優の声で聞こえてきて、本のおもしろみが増すからです。

「相棒」の原作本を読むと特命係・杉下右京と鑑識・米沢守の会話が
水谷豊と六角精児の声で頭の中で聞こえてきます。伊丹刑事も芹沢刑事も、「ヒマか~っ」の角田課長の声もみんな聞こえてきます。
本の中に声優がいっぱいいる感覚です。
読書なのに頭の中はテレビドラマ放送中です。

セミナー終了後、時間がだいぶんたったあと配布資料を読みかえすことがあります。あまり印象がなかった講師の先生や、単位取得が目的で参加したセミナーの資料はメモ書きと内容の確認しかできません。

しかし、充実したセミナー、そうしたものを提供してくれた講師の先生の資料はメモと内容以上に、講師の先生の表情や、声や身振り手振り、考え方などが思い出され、もう一度リアルに確認できるのです。
講師の先生が資料を読んでくれるのです。

これが分かったので、セミナーは講師の先生で選ぶことにしたのです。

2月の兵庫は「自体重のトレーニングについて」
これは基本的には同じ資料で、いろいろな先生がやります。
私も同一テーマを数回受講しました。
でもこの先生がやる、このテーマのセミナーを受けたかったのです。

23日の千葉と3月の兵庫は同じ先生。
「オリンピックリフティング」と「ダンベルを使ったトレーニング」
この先生のプログラムデザインの考え方と、師範能力は別格です。もし、次の日もあれば無理してでも参加していました。

そして3月20日。私の専門分野ではなく、1番苦手とする分野。克服しなければいけないと思っていた分野ですので、当日までどきどき。セミナーの進行を妨げるのではないかと心配していました。

でも参加表明は即決です。「この分野はこの先生に」
と初めから決めていましたから。
何の迷いもありませんでした。

そして、すべて大満足。配布資料からも先生の声が聞こえてきます。

好きな先生の担当する教科は好きになりませんでしたか?

子どもの頃、好きな先生の担当教科が好きになりませんでしたか。
授業が楽しい先生の教科が好きになりませんでしたか。

私は完全にそうでした。女性の先生が好きになったことは残念ながらありませんでしたが、楽しい授業、個性的な先生の教科は大好きになりました。
先生が変わると次第に興味がなくなっていきましたが。

高校生のときの社会の授業。最後まで社会科は好きになりませんでしたが、ときどき授業から脱線して話をしてくれる推理小説の話。
めちゃくちゃ面白くて、その時期、先生が教えてくれた有名どころの推理小説はたくさん読みました。

最近、推理小説はまったく読んでいませんが、そのときの影響で
読書をすることへの抵抗感、本を買うことの抵抗感もなくなりました。
本当によかったです。
そして刑事ドラマの犯人、かなりの確立で当てられるようになりました。

当時のことを同級生に聞いたら、まったく覚えていませんでした。
先生の存在すら、薄らぼんやりでした。
引っかかりどころは人それぞれなんでしょうね。

好きな講師の先生のセミナーを受けるとその分野がさら好きになります。講義がうまいからその分野が好きになるのかもしれません。もともと興味のある分野を分かりやすく教えてくれるから好きになるのかもしれません。

そして確実にいえるのは内容が記憶に残りやすくなります。
たくさんのセミナーを受けていても、内容を忘れることがほとんどではないでしょうか。
残念ながら私はすぐに忘れてしまいます。
でもそんなものだと思っています。
だから少しでも記憶に残るのは貴重なことなんです。

お金と時間、そして移動時間と移動距離をかけて受けるセミナー。
そんな選び方もひとつの方法ではないでしょうか。

 

おまけ

以前、外国人講師のセミナーの参加を迷っていました。
私は英語がまったくできないので。しかし通訳してくれる方が
分かった瞬間、申込みをしました。
通訳の方は私の尊敬する(何度もセミナーを受けた)人だったからです。

 

 

 

おしらせ 2  
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