裏方という仕事。裏方をやってみると違った風景が見える

先日、大きな会があり運営のお手伝いをしてきました。当日だけのお手伝いですから、裏方仕事の1日お手伝いといったところでしょうか。
そんな裏方の仕事をすると、参加する人の様子がよくわかります。
そのあと、参加者の立場になっても裏方の様子がわかります。

準備ある場所。ここから準備が始まります。

 

求めて裏方をやってみる

本業の仕事だけをしていると、相手のことしか見えなかったり、反対に自分の仕事内容のしんどさしか、わからなくなったります。
ときどき、本業以外の裏方を手伝ってみると、多くのことが発見できます。

 

何年か前から、求めて裏方をやるようにしています。
裏方といっても、大げさなものではなく、ボランティア感覚です。
会に参加、出席するだけではなく、その会の運営側を手伝っています。

先日の大きな会のお手伝いをはじめ、地方支部の委員や理事なども、できる範囲で受けるようにしています。
余分に時間はとられますが、得られるものも大きいからです。
報酬をもらわない、本業以外の裏方だからこそ、得られるものがあると考えています。

裏方をやってみる理由

裏方を求めてやってみる理由をあげてみます。

 

本業以外の仕事ですから時間が、とられてしまいます。
もちろん報酬もありませんから、頑張ったからと言って収入が上がるわけではありません。雑務も増えますし、時には、嫌な思いもします。

しかし、それを上回るいいこともあるのです。

 

会の理念や目的がよくわかる

裏方をすると、会そのものの理念や、目的が改めて認識させられます。

・どのような経緯でこの会をやっているのか
・この会の理念は
・何のためにやっているのか

など、準備や運営を通してわかるのです。
理念や目的を参加者に伝えるために、準備、運営をしているのですから、意識しなくても頭に入ってきます。

私は、数々の会に参加者側として出席してきましたが、その会の目的が、裏方をやったほうが、スッと入ってきたように思えます。

本業以外の仕事を疑似体験できる

裏方をすることで本業以外の仕事の疑似体験ができます。

報酬を得ない仕事だからといって、責任がないわけではありません。
お金を払って参加している方にとっては、関係ありませんから。

不備があったら、クレームを言うでしょうし、文句の1つでも言いたくなるでしょう。
・不快な思いをさせないように
・不便をかけないように
・快適にできるように

気をつかうことは、本業にも生かせます。

裏方どうし親しくなれる

一緒に仕事をするわけですから自然と親しくなれます。

「親しくなれる」とは微妙な表現でうまく説明できません。
「仲良くなれる」だと子どものようだし、「絆ができる」も大げさでしょう。

本業だと、一緒にやるのが当たり前ですから、親しくなるもならないも関係ないでしょう。仕事ですから。
サラリーマンならば、しがらみもあるでしょうし。

本業以外の仕事を、協力してやるのですから、損得はありません。
もちろん、しがらみもありませんし。
「親しくなれる」が一番自然な表現かもしれません。

講師の先生の素顔が見える

講師を、およびする場合もあります。講師の先生の素顔が見ることができます。

講演やセミナーをしてもらう講師の先生の、控え室での様子を見ることができます。もちろん会の規模にもよって、見ることができない場合もありますが、ほとんどの場合、様子はうかがうことができます。

怖そうなイメージだったのに、びっくりするほど、気をつかってくれる方だったり、やさしかったりします。
反対にやさしいイメージだったのに、ずっと機嫌が悪かったり、態度が悪かったりするなど、素が見えるのです。

たまたま、調子が悪かったのかもしれませんし、講義を前にして緊張しているのかもしれません。
全部を知っているわけではないので、その方について云々いうつもりはありません。
私だって、そう誤解されるときがあるかもしれませんから。

「なるべく、そうみられないようにしなければなぁ」と
勉強になります。

控え室の様子をみてファンになった方もいます。

理不尽なクレームを受ける練習

理不尽なクレームを受けることもあります。「これも練習、練習」と思えることができます。

気をつかってやっていても、クレームはくるもの。明らかにこちらの不手際ならば申し訳なくて、謝罪をしますが、困るのが理不尽なクレーム。

こちらでは、どうしようもないことに対してクレームを言われても…

しっかり説明しますが、ずっと不満を言い続けられれば、さすがにこちらも言い返したくなるもの。
大声でまくし立てられる分にはいいのですが、ボディブローのように責められるねちねちクレームはちょっと。

「いやだったらやめろ。こっちはボランティアだ」

という気持ちを押し殺しての対応です。

本業ならば精神的ダメージを受けますが、
「練習、練習、試練を受ける練習」
と思えることができます。
多少のダメージはありますけどね。

 

以上、5つの理由をまとめてみました。

裏方の気持ちがわかると、裏方にやさしくなれる

裏方の仕事をやってみると、裏方の気持ちがわかります。
すると、立場が変わったとき、裏方にやさしくなれるのではないでしょうか。

 

上記にあげた5つの理由によって、得られるものも多い反面、たいへんなこともあります。

・準備がたいへん
・時間がとられる
・力仕事もある
・それに集中できないときもある(本業がある)
・時には理不尽なクレーム対応

など。理不尽なクレームには
「こんにゃろーめ」
と思うときもあるわけです。

そんな体験をすると、立場が逆になって、参加する側になった場合、
ちがった景色が見えるのです。

・ちょっとした配慮
・ちょっとした工夫
・準備にかけているだろう時間
・努力しているところ
・事前の打ち合わせ

など、些細なことも目に入ってくるのです。

時にはダメなところも見えてきて、文句の1つでも言いたくなりますが、スマートにクレームを言うことができます。

これも裏方を体験し、裏方をやっている人の気持ちを、理解しているからではないでしょうか。

本業で、裏方に徹した仕事をしているとしても、自分がお客さんになる立場もあるはず。

少しだけ、裏方の気持ちを思いやって、やさしく接していくのも、いいのではないでしょうか。

 

 

【編集後記】

昨日は、打ち上げでT.G.I.FRiDAY`Sへ
地方出身でアメリカへ行ったことのない私は
アメリカスタイルのレストランにあこがれます。

1つ1つが大きく多い料理なので、大人数で行くとたくさんの種類が食べられます。気を使わない仲間8人で行ったので、さらに楽しくて、最高の時間でした。
友だちからは、テンション高いと笑われましたが。
その後、解散して、別のグループと合流。

これまた楽しく、ためになり有意義な1日でした。

 

【昨日のOnce a day】1日1回新しいことを

・インドネシアについて知る
・準硬式野球について知る
・初めての方々と食事

おしらせ 2  
タイトルとURLをコピーしました