運動を始めたいと思ったら試してみる3つの方法

「運動を始めたいんだけど、どうすればいい?」よく高齢の方から相談を受けます。
いつも私は3つの方法をお伝えします。看板とあるフィットネスクラブ

まずは行動してみる。フィットネスクラブ入会

私は13年以上、中高年の運動指導をしてきました。(現在募集停止中です)
「体操を教えているあんちゃん」というイメージがあるのか、市民講座などでお話をさせてもらったあと、よく質問されたのがこれ。

「運動を始めたいんだけど、どうすればいい?」と

私は決まって3つのことをアドバイスしてきました。

アドバイスの根拠を問われれば、

13年間、運動施設で働いてきて、運動を継続できる人、できない人、
やる気満々だけどすぐにやめる人、張り切り過ぎて、
所どころが痛くなる人など
様々な人やいろんなパターンをみてきたから

と答えます。

中高年の運動指導をしている方、両親の運動不足を気にかけている方、
まさに中高年、ど真ん中の方に
参考になればと思い、書いてみます。

「運動を始めたい」と思ったのなら、まずは近くにあるフィットネスクラブの入会を勧めます。

あれ?
当たり前のことと思ったでしょうが、大切なことなんです。

よく自宅で、できる体操や、運動、ウォーキングなどを勧めがちですが
そのアドバイスではおそらくやらないでしょうし、始めても続きません。

そのアドバイスを聞いて、すぐにはじめられるならば、もう、すでにやっているでしょうし、わざわざ相談しません。

3日間ぐらい頑張って、やらなくなるか、最初だけ頑張って、膝や腰が痛くなってやめるのではないでしょうか。

だから、「運動したい」という気持ちがどこまでなのか、
自分の気持ちを確かめるためにも
フィットネスクラブの入会という、手続きがめんどうで、
お金もかかる行動をしなければいけません。

どんなフィットネスクラブでも構いません。しかし、

・自宅から近い
・職場から自宅までのルートにある

場所にしてください。
安いから、施設が豪華だからという理由で遠くの施設はなしです。

金沢など地方都市は駐車場があるフィットネスクラブが多いのですが
車でいけるからと思っても遠くはやめましょう。
次第にめんどうになりますから。

歩いて行って歩いて帰れる距離が究極です。
そんな条件の施設はないでしょうが。

遠いと通わなくなります。これホントです。
場所が重要です。

そして入会のわずらわしさ。

面倒だと思った時点で運動する気持ちは遠のきます。
入会手続きをしてまで、運動をしようと思うのか、
自分の本気度が試されます。セルフチェックになります。

説明聞いて、施設見学して、体験入会して、決心する。
入会誓約書を読んで、記入して、証明写真を用意して、口座番号書いて……結構なハードルです。
(最近はオンラインで簡素化されていますがまだまだです)

お金もかかります。入会金もあるでしょうし、
月会費2か月分前納かもしれません。
もしかすると入会キャンペーンで半額もしくは無料かもしれません。
しかし、いずれお金がかかります。

運動するためにお金を出せるか。ここでも自分の本気度が試されます。

月々5000~10000円以上の出費は楽ではないでしょうが、
健康のためです。
続かなかったら辞めればいいのです。

室内シューズや、ウェアーの用意もめんどうです。
子どものシューズを借りたり、何十年前のシューズを履いたりは
なしです。
ケガにつながりますから。

フィットネスクラブに入会するという行動こそが
「運動をしたい」本気度を試せることなのです。

体験

まずは週に2回。必ず行ってみる

入会したら最低週に2回は必ず行ってみましょう。必ずです。

でも、運動しなさいとは言っていません。
必ず行ってみようと言っているだけです。

行くだけで構いません。シャワーや入浴だけでも構いません。
もちろん、ちょっとだけ運動をしてもかまいません。
でも「ちょっとだけ」です。

理由は

多くの人は入会したうれしさや、意気込みでやる気MAX。
ハイテンションであれもこれもやってしまします。

走って、筋トレして、スタジオでて(エアロして)。

はじめから頑張りすぎる人ほど長続きしません。
中には無料期間の間だけ毎日きて、月会費の引き落としが
開始された頃には、ぱったり来なくなる人もいます。

そんな私も、昨年入会した24時間ジムはそうでした。
無料期間はたくさん行きましたが、通常の会費引き落としが始まるころには回数が減りました。

まずは週2回行くことを目標にしましょう。
月火と2日続けてもかまいません。週に2回が目標です。
お風呂だけでも構いません。
行くことを習慣化しましょう。

まずは週2回やってみる

週2回行くことに慣れたなら、少しだけ筋力トレーニングを始めてみましょう。
すでにジムのインストラクターからトレーニングのプログラムをもらっているかもしれません。
もらっていなければ、つくってもらいましょう。

おそらく10~15種目、8回~15回、2~3セットぐらいのプログラムをつくってくれるでしょう。
これだと1時間30分はかかります。

やれる人は当然いますが、これまたハードルが高すぎます。

私なら最高で8種目。下半身の種目6つぐらい。上半身の種目2つぐらいのプログラムをつくります。(人のよっては6種目)
1時間以内で終了です。

あと回数は10回、2セットぐらいから始めます。
2セット目がちょっとだけ重く感じる重量をインストラクターに設定してもらいましょう。

「ちょっとだけ」ですからね。

理由は、はじめから10種目、1時間30分以上のトレーニングはしんどいと思うからです。
筋トレスタート直後はやる気満々で、はりきってやりますが、
次第にやらなくなってしまします。

誰からも命令されていないのに、
「トレーニングをするとしんどい」と思い、

・「今日は疲れたから行かない」(トレーニングがきついから)
・「昨日は疲れたから行かない」(トレーニングがきついから)
・「今日行っても時間がない」(トレーニングに1時間以上かかるから)

と「」の理由をつけていかなくなります。
本心は()のなかです。

()の中は誰も無理やりさせていません。
何十万払って短期間で痩せるコースのあるジムは
叱咤激励されるでしょうが。
(叱咤激励されなければ短期間で結果はでないですから)

きついトレーニングも、1時間以上かかるトレーニングも
自分で勝手に決めてやっているだけです。

だから、はじめのうちはきつくなく、
時間のかからないトレーニングをしましょう。

男性はすぐに重たいおもりでやりたくなりますが、それも我慢です。

きついトレーニングを数回だけしてジムに行かないよりも
疲れないトレーニングをして何回もジムに通ったほうがいいのではないでしょうか。

もし「運動をはじめたい」と思ったら
この3つの方法を順番に試してみてください。

次第にジムに行くことが当たり前になり、意欲も出てきて
やる種目も増えていきます。
知らないうちに疲れにくくなり、おもりの重さも回数も増えてくるでしょう。
そんなものではないでしょうか。

効果も知らないうちにやってきます。

旅行に行っても、歩き疲れなくなります。
腰痛や膝痛はすぐにはよくならないでしょうが、
少し痛くなくなったような「気」がします。
疲れにくく、体力がついた「気」がします。

「気」ばかりですが、
その「気」が大事なのではないでしょうか。

自分しか、効果はわからないんですから。

 

今回は一般の人や、中高年の人向けに書いてみました。

誤解を恐れずに言えば、トレーニングに関しては
運動選手のほうが指導しやすいです。
繊細な面があり難しい面もあるのですが、強くなるため、
勝つためにやっているのですから、しんどいことが当たり前です。

運動選手に対してきついプログラムを組んでも
当然やらなければいけませんし、だれが言わなくてもやります。

でも「運動を始めたいんだけど」と相談してくれる人は、
・何かに勝つ
・相手と戦う
・強くなる

といった明確な目標がありません。

・元気でいたい
・健康になりたい
・健康でいたい

という目標はありますが、それだけでは漠然としているのでは
ないでしょうか。
相手に勝ったとか、優勝したなどの、はっきりした結果も出ませんし。

だから、ゆっくりでも構いません。
始めた運動をちょっとずつ、ちょっとずつ継続していきましょう。
と伝えています。

3つとも特にめずらしい方法ではありませんでしたが、
参考になっていただければと思います。

 

おまけ

いま話題の「ゆうちょPay」。
今日の0時よりダウンロードしようと
まち構えていました。
しかし、アプリは登場しませんでした。
6時に起きてみて、確認するとアプリがあったので
早速ダウンロード。
現金500円本当にもらえたのでしょうか。

おしらせ 2  
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