トレーニングは人に見てもらおう。「自分・レンズ・人」の視野

ひとり黙々とやることが多いウエイトトレーニング。ときには人に見てもらいましょう。*24時間ジムの鏡

 

競技の練習はコーチに見てもらうけど

競技の練習。
多くの選手は監督やコーチに見てもらっています。

・フォーム
・スキル
・ゲームの運び方
など。

それらを見てもらい、ときには教えてもらっています。
そのため多くの競技をやっている個人やチームには
監督やコーチがいるのではないでしょうか。

私がトレーニングのサポートをしている選手や、チームにも、
とうぜん、監督やコーチがいます。

しかし、多くの個人やチームにはウエイトトレーニングなどのトレーニングを
見てくれる人がいないのではないでしょうか。

もちろん競技の監督やコーチが見てくれる場合もあるでしょう。
補助してくれたり、簡単なアドバイスをしてくれたり、するなど。
それもいいことですが、決してトレーニングの専門家ではないのが
悩ましいところです。

私は、ウエイトトレーニングを含め、トレーニングも
「ときどき」人に見てもらうのがいいと思っています。

トップアスリート、アスリート、運動愛好家にかかわらず、です。

 

見てもらう理由

アスリートや運動愛好家のみなさんは、競技練習だけではなく、
ウエイトトレーニングも人に見てもらうことが大切です。
その理由をまとめてみます。

 

自分の視野

自分でトレーニングをしていると、自分の見える範囲、いわゆる自分の視野でしか
ものを見ることができません。

自分の目の前のものは見ることができるのですが、

・真横
・真うしろ
・斜め下
・斜め上

などは見ることはできません。
(片目で耳横は約100度、鼻横は60度見えるといわれていますが)
もちろん自分自身も。

鏡をとおして、という方法もありますが、鏡は奥行きが逆になります。
反転した動きになりますし。

そして鏡を見ると視線が安定せず、いつもとは違う姿勢になってしまいます。

自分を俯瞰(ふかん)してみる方法。
バードビューといった「鳥の目」になる方法もありますが、
難易度は高く、訓練しないと、なかなかできないものです。

できたとしても、実際に見えていないので空想、想像、感覚の世界になるでしょう。
自分の感覚だけが頼りになります。

その感覚は大切なものですが、すべて頼りになるとは限りません。
すべてが正解だとも言えません。

このように物理的に自分を見ることができないのです。

 

カメラのレンズという視線

カメラで撮ってみる、動画を撮る方法もあります。
カメラのレンズをとおした視野です。

カメラを使えば自分の視野とは違った角度で撮ることができます。
いろんな方向にカメラをセットすればさまざまな角度から、
自分や、カラダの動きを見ることができます。

しかし、それもカメラレンズをとおした視野という意味では、
どこかを切り取っただけになります。

もちろんナショナルトレーニングセンターやJISS(ともに国のスポーツ機関)、
大学などの研究室では前後左右だけではなく、3Dで見ることができます。

しかし、すべての方ができるわけでもなく……。
世界を狙う、トップ中のトップしかやってもらえないでしょう。

 

人の視線

人に見てもらうのが、レンズをとおして見ることと同等、もしくはそれ以上に
重要です。
(もちろん見る人の力量と目利きにもよりますが)

なぜ人に見てもらうのがいいのか。

人に見てもらうと、全体の動きのなかでの(部分的な)動きを見ることができます。
全体の動きを見る、その点ではカメラも同じです。

しかし、人の目はそれに加え
・奥行き
・雰囲気
・匂い
が、わかります。

奥行き以外、「感じること」、「感覚」だと思われるでしょうが、
見ているからこそ感じるものがあります。

その感覚はうまく、あらわせませんが、コンサートのライブと録画ライブ視聴。
このような違いです。
両者、感じ方は違うのではないでしょうか

そして、ここでいう「匂い」は、嗅覚のことではなく、
・ここが少し変
・もしかするとここが問題
・ここが原因
などという直感のようなものです。

刑事ドラマでいう「あやしい匂いがする」と同じです。
(決してあやしくはありませんが)

この「感覚」や「におい」は決してレンズをとおしてでは、
わからないのではないでしょうか。
(もちろんそれもわかる達人もいるでしょうが)

このように人の目だからこそ、わかることもあるのです。

 

どうしてコーチを依頼するのか

前述のように、人に見てもらう理由を書いてみました。

最近は動画の性能もよくなり、一般のカメラでも
細かく、動きの解析や分析もできるようになりました。

コマ送りのコマ数も増えましたし。

それでもトップチームやトップアスリートの多くはトレーニングのコーチを
依頼しています。
動作解析、分析ができるカメラや研究者がいないからかもしれませんが。

では、
・動作解析ができるカメラが一般化されたら。
・動作分析ができる研究者が増えたら。

「トレーニングを見る目」であるトレーニングのコーチの役目はなくなるでしょうか。
私は、決してなくなると思えません。
競技には監督やコーチが必要なように、トレーニングにもコーチは
必要ではないでしょうか。

*****
ひとり黙々とウエイトトレーニングをするのもOKです。
(私もそうやっていますし)

しかし、トレーニングで、なにかうまくいかなかったり、
できなかったりしたら、人に見てもらうのがおすすめです。

もちろん
・動画で撮って見てみる
・専門化に動作解析分析してもらう
のもOKです。

 

 

 

 


■今日のあとがき

5/16(木)朝、髪を切りに理髪店へ。
子どものころから通っています。
若きし頃は美容室に浮気していましたが。
午後からはチームのサポート。
試合を終えて鹿児島から帰ってきたばかりなので、
疲労がたまっているかもしれません。
26日には10連覇をかけた決勝試合。
私のウエイトトレーニングのサポートは
最終日でした。

 

■Something new Once a day
(一日一回新しいことを)

・カレーラーメン(麺半分)オカモトタンメン
・メッシュベストRed Manatsulife

 

■期間限定「減量日記」
3/17
減量14日目。

現在体重66.05㎏
(目標61.00㎏)
6/8まであと22日

おしらせ 2  
タイトルとURLをコピーしました